関連史跡案内

法泉寺さまイメージ画像

周防山口館【大内庭園~雅の宴~】のメインともいえる、大内氏関連史跡をまとめたページです。観光資源(神社、寺院、城跡など)別、場所別などに整理してあります。中にはここのどこが関連史跡なの? と疑問符の箇所があったり、あるいはあの重要な場所が抜けているけど? という部分があるかもしれません。前者については、説明文中に、ゆかりの地とみなした典拠を示してあります。また、後者については、単にまだお伺いしていない場所です。

なお、いくつか最初にお断りしておく事項がございます。寺社仏閣さまの電話番号を敢えて載せていない理由、および、独断と偏見(?)で示している「オススメ度」の見方にについてです。飛ばしてくださっても、特に問題はございません。

史跡案内記事についての特記事項(※はじめにご覧くださいませ)

記事は公正中立の立場で書きたいと思いつつ、大内氏への思い入れが強すぎるために、他家が好ましくないような書かれ方をしている部分があったりします。現在、懸命にリライトしていますが、対応し切れていない箇所がございます。最終的にはなくなる予定ですので、しばらくの間、何卒ご容赦くださいませ。

寺社仏閣さまの連絡先電話番号について

電話番号は個人情報の中でもできれば秘匿しておきたい事項の一つと考えます。寺社さまは「個人」ではあらせられませんが、許可も取らずに掲載されるのは躊躇われます。とはいえ、便宜上、問い合わせたいのにご連絡先が書いていないとなれば問題です。

そこで、どの項目にも必ず添付してある Googlemap さまをご覧ください。そちらに電話番号は必ず載っています。万が一、載っていない場合は、情報公開なさっていないということなので、そもそも連絡してはいけません。

「こんな人におすすめ」と「オススメ度」について

基本はすべて になるので、一見すると、一般の口コミサイトさま(Googlemap さま含む)と比べて、ちょっと厳しめの採点に思われるかも知れません。でも、実はそうでなかったりします(下記参照)。評価もつけられないような観光資源については、たとえお伺しても記事など作成しません。そのかわり、ご案内している場所については、すべて自信を以てオススメできます。あくまで一観光客としてご訪問した感想をメモしているにすぎませんが、皆さまのご参考になれば幸いです。※ただし、観光資源ではない寺院さま(檀家の方のために存在する宗教施設)についてのご訪問は、自己責任で、ご迷惑にならないようお願いいたします。

目安は以下の通りです。

 普通に訪れて損はない素敵な場所です(ただし、『観光資源』とするにはふさわしくない、地元の方々のためにある寺院さまなどの場合は、檀家でもない方が殺到することのないよう、すべてこの評点にしてます)。

 自信を以ておすすめします。重要文化財登録がある、などの理由で、寺社さま側でも無関係な方のご参詣を煩わしく思ってはおられません。お近くに立ち寄られたら、ぜひとも参詣・拝観なさってください。

 見落としたら一生後悔するかも? 他県からわざわざお越しになる価値があるかどうかは、お好みによりますが、付近まで来ているのに見落としたらたいへんです。

じつは、これらを上回る超絶オススメ箇所があります。日本全国、どちらにお住まいでも、絶対に外してはいただきたくない天上世界。日本人なら一生に一度は必ず訪れてください。当たり前ですが、そのような場所がたくさんあったら評点に問題ありです。どこに隠れているか、ぜひ探してみてくださいませ。

山口市大内氏関連史跡まとめ

瑠璃光寺五重塔
洞春寺山門
洞春寺観音堂
法泉寺のシンパク
大内氏遺跡・高嶺城跡
山口大神宮
大内氏遺跡・凌雲寺跡
サビエル記念聖堂
古熊神社本殿・拝殿
善生寺庭園
龍福寺・本堂
大内氏史跡・館跡
八坂神社・本殿
今八幡宮本殿・拝殿・楼門
雲谷庵
常栄寺庭園
清水寺観音堂
興隆寺
乗福寺
平清水八幡宮

※山口市文化財パンフレットよりリスト化。自治体さま的に、おすすめの場所ということかと。さらに「大内氏ゆかりの」ということです。パンフレットも年々新しくなっている可能性がありますので、気付き次第書き換えます。

建築物種類別まとめ

一種類を除き、「タグ」を廃止しましたので、神社だけ、寺院だけ、城跡だけとお好みの箇所がおありの方はこちらをご参考までに。なお、「★」は『山口市史 史料編 大内文化』に解説があった寺社さまとなります。

菩提寺&氏寺

法泉寺凌雲寺★興隆寺★香積寺(現瑠璃光寺)乗福寺★闢雲寺 (現泰雲寺)国清寺 (現洞春寺)龍福寺★
大内氏歴代当主の菩提寺と墓所まとめ

ミル吹き出し用イメージ画像(ガイド)
ミル @ SITEOWNER

ここでいう氏寺&菩提寺とは、大内氏滅亡以前の寺院です。現在は跡地として発掘中であったり、名前が変わってしまったり、そもそも失われてしまった寺院も含まれています。なお「昔の名前で出ています」。

館跡

築山館跡★大内氏館跡★
陶氏館跡(陶)☀★、陶氏館跡(周南市)☀

城跡

勝山城(厳島)高嶺城跡★鏡山城(東西条)門山城(廿日市市大野)曾場ヶ城(東西条)、七尾山城跡★、古城ヶ岳城跡★、兄弟山城跡★、障子ヶ岳城跡★、姫山城跡★、高塚山城(安芸高田市)天神山城(安芸高田市)若山城跡(周南市)蓮華山城跡(岩国市)、鞍掛山城跡、沼城跡

神社

山口大神宮朝倉八幡宮&湯田温泉神社赤間神宮(下関市)★山崎八幡宮(周南市)出雲神社・周防国二之宮仁壁神社・周防三之宮赤田神社・周防国四之宮朝田神社・周防国五之宮五の宮大明神跡地今八幡宮★古熊神社★日吉神社(陶)御堀神社寄舟神社日吉神社(大内)春日神社黒山八幡宮
宇佐八幡宮(防府市)玉祖神社・周防国一之宮車塚妙見社(天御中主神社)&車塚古墳(防府市)防府天満宮住吉神社・長門国一之宮★忌宮神社・長門国二之宮花岡八幡宮(下松市)降松神社(下松市)金輪神社(下松市)八坂神社★築山神社赤間神宮(下関市)
鰐鳴八幡宮平清水八幡宮★、石城神社(光市)★、多賀神社熊野神社住吉神社(深溝)中領八幡宮嘉川八幡宮北方八幡宮正八幡宮中郷八幡宮日吉神社(平井)恒富八幡宮厳島神社(山口市宮島町)庄方神社八坂神社(陶)妙見社山崎八幡宮(周南市)☀

寺院

広沢寺玄済寺天徳寺善生寺★大林寺漢陽寺(周南市)大寧寺(長門湯本)芦樵寺(防府市)護国寺(防府市)満願密寺(防府市)周防国分寺清水寺★長寿寺龍蔵寺妙見宮鷲頭寺(下松市)功山寺(城下町長府)★普門寺洞春寺★瑠璃光寺★泰雲寺妙湛寺永福寺光円寺光台寺臨海院★、東仙寺★、月輪寺★閼伽井坊(下松市)★正護寺☀、法泉寺(宇部市)★、仁平寺跡★常栄寺★大道寺跡★禅昌寺大幻院(現妙寿院)☀妙喜寺法界寺俊龍寺建咲院(周南市)勝栄寺(周南市)松巌院(岩国市)永興寺(岩国市)山根観音堂神福寺顕孝院円覚寺円龍寺龍泉寺臨海院本圀寺正福寺浄福寺六角堂龍文寺(周南市)龍豊寺(周南市)海印寺(周南市)保福寺(周南市)

その他

鰐石
山口十境詩に詠まれた名勝地(含跡地)

※特に記載がないものは所在地が山口市内の観光地となります。市内に同名の寺社が二つ以上存在する場合は山口市以下の地名を添えています。

参考・山口市略地図

山口市地図

※フリーの地図素材と山口市の文化財パンフレットの地図をお借りして作成しました。二種類の異なる地図を組み合わせて編集しているため、ちょいズレていたりします。あくまで「だいたいの位置」を確認するためのものとお考えくださいませ。

山口市はとても広いため、端から端まで相当の距離がございます。ゆえに、同じ市内なのでと気楽に考えていると、まったく回りきれません。毎回、「今回の範囲」を定めてまとめて回るようにするのが効率的です。

例えば、阿東と阿知須の観光資源を同じ日に……とか、とても無理がありますよね。また、最強の公共交通手段である電車と路線バスとが、場所によってはとても本数が少ないです。最寄り駅から徒歩圏の観光資源を組み合わせ、さらに両隣の地区もまとめたゆえに、一日で大丈夫であろう、という安易な考えは見事に裏切られます。時間はたっぷりあっても電車が一時間に一本だったりするのです。さすがに電車の一駅間を徒歩で行くとなると時間も疲労も半端ないですので、わずか数カ所で一日が終わってしまうことも普通にあります。

さらにメンドーであろうことは、多くの方が観光のメインとするであろう五重塔や山口大神宮のある「山口駅」は、飛行機で到着する山口宇部空港からとても遠い上、新幹線利用で到着する「新山口駅」とも離れています。ついでにとなりの防府やちょっと足を伸ばして周南や下松まで……と考えると、いったん「新山口」まで出てから乗り換えとなりますので、それも途方もなくたいへんです。旅行会社がことさらに勧めてくる「湯田温泉」にある宿泊施設を拠点としたところで、山口駅の隣の「湯田温泉駅」になるだけですので、事情はまったく同じとなります。

岩国に至ってはもはや日帰りは困難と感じます。ほとんど広島文化圏と錯覚するくらいで、飛行機で宮島へって人が、岩国空港を勧められたりします。ついでに、交通系 IC を使っていると気付きにくいですが、これだけ遠いとたとえ公共交通機関であっても、交通費もそれなりとなります。

なお、萩・津和野(津和野は島根県です!)を組み込むと旅程はさらにタイトになってしまい、山口の魅力は分らずじまいとなります。このサイトでは萩には行きませんが、世界遺産にもなっている美しい町並みを堪能したい方々は絶対に行くべき観光地ですので、山口県だけで最低でも一週間は必要です。それは岩国や周南、下松、防府などを組み込む場合でも同様です。関東以東の方が萩に行くのでしたら、山口市とは分けて、飛行機で萩津和野空港へ向かい、島根県も一緒に回ることを強くオススメします。むろん、つぎ(どっちを先にしてもいいですが)の訪問では山口市内にも必ず行ってください。

もちろん、いちどきに萩津和野と瑠璃光寺五重塔も可能ではあるのですが、単に「山口行ってきました」としかならないはずなので、量より質を求める旅行者の方には物足りないものとなってしまうと思われます。質より量、とにかく日本中のイイトコロを大量に見て回りたい方はそれでいいですが。量より質の方は生涯を中国地方に捧げる覚悟で頑張りましょう(かくいう執筆者も鳥取県には行ったことがなく、岡山県は通過したことしかないです。そのくらい時間が足りません)。

これら諸々の事情を考慮して、とりあえず山口市内の観光資源を大量消費したい、と思うとき、頼りになるのはタクシーです。それでも、スタンプラリーみたいにタイトにはなりますが。車利用ならば、電車やバスの待ち時間を無視できるので、自由自在に動けます。徳地と小郡、秋穂も同じ日に行けました。けれども毎回これを繰り返しているとやがては破産しますから、なんとも悩ましいです。なんでもクレジットカードの人は特に要注意です。

大内家安芸領・関連史跡

厳島付近

洞雲寺厳島神社門山城桜尾城勝山城廿日市天満宮速谷神社

安芸国東西条

鏡山城槌山城曾場ヶ城
福成寺★安芸国分寺

県外関連史跡

船岡山(京都府)、筥崎宮(福岡県)★、鷲原八幡宮(島根県)★、宇佐神宮(大分県)★、園城寺(滋賀県)★、不動院(広島県)★大内神社(島根県)月山富田城(島根県)佐東銀山城(広島県)吉田郡山城(広島県)

新介涙イメージ画像
新介

正直なところ、関連個所が多すぎるため、すべてを見て回ることは不可能だね。県内どころか、市内でも制覇は厳しいかと。

五郎吹き出し用イメージ画像
五郎

安芸国には俺とミルしか行ってないよ。

畠山義豊イメージ画像
次郎

ま、いいんじゃない? 行きもせず書いちゃうのがイマドキの民なわけよ。於児丸なんか畿内出たことないのに、知ったかぶりで語ってるし。

畠山尚順アイコン(卜山)
卜山

残念ながら、紀伊国は南海道諸国に属する国だ。つまり、畿内を出ておらぬという言い分は僻事である。

2023年12月24日