古熊神社(山口市)

古熊神社・基本情報

住所 〒753-0031 山口市古熊1丁目10-3
電話 083-922-0881
御祭神 菅原道真、福部童子(配神)
最寄り駅 山口駅からバス20分
公式サイト https://www.furukumajinja.com/

古熊神社・歴史

応安6年(1373)、大内弘世が北野小路に北野天神(京都)を勧請。
元和4年(1618)、毛利秀就によってこの地に遷宮された。この移築は「神託」によるもので、名称も「今天神」と改められた。その庇護のもと明治維新を迎え、「古熊神社」と改名されて現在に至る。

古熊神社・みどころ

創建は今から六百年以上前のことになる。まさに、悠久の歴史に抱かれた神社。
ちょっと脇道にそれるとまるでタイムトリップしたかのよう。
時を忘れる癒やしの空間が広がっている。
みどころは大量にあり、全てを満喫するには丸一日あっても足りない。

国指定重要文化財:本殿、拝殿

室町時代の建築様式を現代まで伝えるものとしてきわめて貴重なもの。
本殿は三間社入母屋造りで、仏寺建築の影響を受けたと推測される。
社殿は結合式であるとともに、権現造りの先駆的なもの。

拝殿

古熊神社・拝殿

摂末社・祠

拝殿に向かって、左手に三森神社、右手に金刀比羅神社と藤森稲荷神社が鎮座し、さらに、水神さま、眼力さまと呼ばれる社。
摂末社はそれぞれに立て看板が付いているので、何ものか不明になることはないだろう。

三森神社三森神社

藤森稲荷神社藤森稲荷神社

金毘羅稲荷神社

金毘羅稲荷神社

古熊神社様が「みどころ」としてホームページで公式アナウンスしておられるものとして、神庫、狛犬、石鳥居、句碑、歌碑、詩碑の六つのスポットが。以下順番に見て行こう。

神庫
神庫

天神祭りで使う道具などがおさめられている。

キャラ吹き出し
「大内十文字槍」っていうのを見付けちゃったよ。

句碑句碑歌碑歌碑

句碑と歌碑&詩碑だが、句碑には松尾芭蕉、歌碑と詩碑は御祭神である菅原道真公のお歌が記されている。
「海ならずたたへる水の底までに きよき心は月ぞてらさむ 御祭神 菅原道真公御詠」(歌碑)
「鸛の巣に嵐の外の桜かな 松尾芭蕉」(句碑)

神馬&神牛

神馬神牛

神馬と神牛は、じつは新旧一対になっていて、古いものは苔生している。どれだけの時を経ているのだろうか。
神馬
神牛

ホームページご紹介

「やまぐちの天神様」

ステキな呼び名は、古熊神社様ホームページより。天神様は山口県内も含め(防府天満宮など)全国に多々あれど、山口市内にある、山口市民の天神様は、この古熊神社なのだ。

地元やまぐちの天神様・古熊神社では、毎年十一月に、「山口天神祭り」が催されている。これは御神幸祭、例祭ほかいくつかの祭典の総称であり、弘世公の勧請以来、途絶えることなく続いているというから驚く。

実に「約650年の伝統」があるのだ。天神祭りの詳細については、公式ホームページで確認するのがよい。

このホームページがパンフレットどころか電子書籍レベルで、目を通すというよりは熟読する世界。
その価値は絶大なので、訪問前には必ず読んで欲しい。

例えば、本殿についての解説の冒頭部分は、以下の通り。

御本殿の大きな特徴は、正面の向拝三間の斗拱間蟇股*の意匠(デザイン)です。まず中央には「梅に大内菱*」、向って右には「松に鳳凰」、向って左には「竹に鳳凰」となっています。この「松竹梅」となっている蟇股の彫刻は、我が国に現存する最古の松竹梅として有名です。

古熊神社様ホームページ https://www.furukumajinja.com/honden

「斗拱間蟇股」など、何のことなのか、まるで分らなかった。「蟇股」は「かえるまた」と読み、「梁の上にあって上の荷重を支える材。かえるが足を開いたような形からこの名があり、この内部に描かれた彫刻は建築年代判定の基準の一つ」とのことである(同ホームページより)。

キャラ吹き出し
寺社巡りの達人ならば、蟇股くらい知ってるよ。知ったかぶりしてたほうが世渡りできるのに。これ以上、恥をさらさないで。
キャラ吹き出し
知らなければ学べばいいだけ。なんにも恥ずかしいことない。誰もが知っていることなら、ホームページにも書いてくれてないはずだよ。

こうして、新たな知識を吸収しつつ、詳細な「境内案内図」で貴重な文化財を漏らさず見て回ることができる。

なお、古熊神社様のホームページは奥ゆかしいと同時に、FacebookもInstagramもある、イマドキの若者のニーズにも応えた作り。

ビジュアルも充実した歴史書のようなホームページなので、訪問に先立っては、必ず目を通すことを強くおススメする。見ないで出かけると後できっと後悔する。山口市民ならば問題ないのだが、遠隔地から訪れた観光客にとってはもしかしたら、これが最初で最後の訪問となるかもしれないのだから。後から、あれを見落とした、これをし忘れた、となったら非常にもったいない。

 

※ドメイン移転のご連絡がすみ次第、リンクを貼ります※
古熊神社写真集