イマドキやまぐち

三田尻(防府市)

2021年6月19日

港の写真

三田尻・基本情報

御舟倉

所在地 〒747-0814 防府市三田尻3-3−13
最寄り駅 自力東町バス停下車徒歩10分

御茶屋

住所 〒747-0819 防府市お茶屋町10−21
電話 0835-23-7276
最寄り駅 三田尻病院前バス停下車
営業時間 9:30~16:30
休館日 12月29日~1月3日、月曜定休(祝日の場合は翌日)
入館料 高校生以上310円(団体250円)、小中学生150円(団体120円)
※団体=20名以上

三田尻・歴史

江戸時代、毛利家は「防長三関」と呼ばれた海の要衝、上関、中関、下関に番所を置いて重要拠点としていた。ことに三田尻は古くから天然の良港として栄えていた場所だったので、水軍の本拠地とされた。
御舟倉が作られ、参勤交代のスタート地点となったことからもそれが分かる。

徳山港のところで見たように、毛利家は米・塩・紙の三つの産業を奨励していた(『三白』。蝋も加えて『四白』)。新田開発、塩田開発が進められると同時に、生産された物資を運ぶための港も整備される。
三田尻もそのようにして整備された港の一つだった。そして、その役割は現代にも引き継がれ、「三田尻中関港」として重要港湾に指定されている。

三田尻・みどころ

御茶屋、御舟倉跡、塩田跡などの藩政時代の史跡が残る。

御舟倉跡

御舟倉の写真

御舟倉というのは、「毛利水軍の根拠地」。やや詳しくすると「毛利水軍御船手組の根拠地」とのことで、つまりは毛利家ご当主様の船を入れておくところといった感じか。造船や修理のための施設も置かれていたらしい。
慶長十六年(1611)、元々の御舟倉が下松からここに移った。

周辺には水軍の関係者、船頭や船を造る大工などの居住地も作られ、計画的な町づくりがなされた。藩主外出のための玄関となる場所だから、それにふさわしく、きちんと整備された発展した町だったのである。ところが、元禄元年(1688)くらいから、周辺の開拓が進んだ結果、埋め立てられて陸地が増えていき、一本の水路だけが海と繋がっているようなことになった。さらに、明治維新で御舟倉が廃止されたのちは、ますます開発が進んで現在見ることができる堀と水路の遺跡だけとなった。(参照:説明看板、防府市HP)

萩往還

萩往還プレートの写真

参勤交代の時に通る道として開かれたルートを「萩往還」と言って、萩から三田尻までを結んでいたという。江戸まではまだまだ遠いが、萩往還のゴールはここということに。ここから乗船して海路東を目指したのだろう。
江戸時代半ばからは陸路を使うようになったというから、御座船もお役御免になったんだろうか。
しかし、のちに高杉晋作が決起した際、この場所から軍艦を奪ったという。海路を使わなくなっても御舟倉の整備は怠りなく続いていたわけである。
もっとも、この時には、「御船倉」は「海軍局」と名前が変わっていた。軍艦というからには、西洋式のすごい船だったんだろう(根拠なし)。意外なところに維新の足跡が残っている。

この「萩往還」のプレートはほかの場所にもあるので、実際にお殿様になった気分で、同じ道を歩きながらフルコンプを目指しても楽しいかも。(参照:説明看板、防府市HP)

御茶屋

三田尻御茶屋の写真

萩往還の途中には、藩主一行が休憩するための「御駕籠建場」や藩の公館「御茶屋」などが建てられていた。だから、三田尻以外の場所にもあったわけで、史跡として復元・保存されている場所はほかにもあるようだ。

三田尻の御茶屋は、史跡としての正式名称を「英雲荘(国指定史跡萩往還関連遺跡三田尻御茶屋)」といい、普通「英雲荘」と呼ばれている。承応三年(1654)に、毛利綱広が建設した藩の公館である。英雲荘の名前は、毛利重就が隠居所としたことに由来している。毛利重就は長州藩七代藩主で「中興の英主」と呼ばれたお殿様。その法名が英雲公だった。防府天満宮には銅像も建っている。

平成八年~二十三年の保存修理工事により、明治・大正期の建築様式として整備された。(参照:説明看板、防府市HP)

ミル

訪問した日が休館日だったため、御茶屋の中を見ることができなかったのです……。

五郎

写真が遠すぎて、ミルが唯一のネタ帳にしている立て看板が読めないじゃないか。看板すら見ないで帰ってしまうとか、ココ、最高に手抜きだ!

ミル

いいの。「周防国衙跡」の石碑を撮影していないし、防府にはまた来ることになるよ。

五郎

そうそう。防府は山口からバスで行けるくらい近い。日帰りできる!

三田尻写真集
リニューアル前公開日: 2021年2月14日 15:17

アクセス

防府駅からタクシーを使いました。御舟倉には営業時間がありませんが、御茶屋には開館時間がありますので、休館日も含め、事前に確認をしてからご訪問ください。

参照文献:説明看板、防府市様HP

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