
周南市晴海町の徳山港とは?
徳山港は正確には「徳山下松港」といいます。山口県の瀬戸内海沿岸のほぼ中央に位置し、笠戸島、大津島などに囲まれた天然の良港。その歴史は江戸時代にまで遡ります。現在も、臨海工業地帯を支える工業港として重要な役割を果たしています。
徳山駅から歩いて 20 分ほどのところにあり、見える景色は観光地というより、工業地帯の趣です。しかし、やはり、海を見ると心が癒やされますので、日々発展を続ける周南市の姿を目に焼き付けながら、海風を受けてほっこりするのが心地良いです。
徳山港・基本情報
所在地 〒745-0024 山口県周南市晴海町6-22
最寄り駅 JR徳山駅から徒歩20分
徳山港・歴史と概観
長い歴史を持つ天然の良港
徳山下松港は、山口県の瀬戸内海沿岸のほぼ中央。笠戸島、大津島などに囲まれた天然の良港。歴史は江戸時代にまで遡る。
長州藩はコメ、塩、紙の生産を奨励した。これら三種の生産品を「毛利の三白」もしくは「防長三白」呼ぶ。
これらの生産物を増産するため、新田開発、塩田開発、紙の生産に力が注がれた。富田・徳山・下松の港は、藩の特産品となったこれらの生産物の積出港として発展していく。
現在も、臨海工業地帯を支える工業港として重要な役割。
背後には全国有数の石油化学コンビナートが形成され、石炭中心の大量の原燃料貨物の輸入基地となっている。
大正 11年(1922) 徳山港開港。徳山港が特別輸出入港に指定。
昭和 23年(1948) 下松港が徳山港に編入され、徳山下松港として開港指定。
26年(1951) 重要港湾に指定。
40年(1965) 特定重要港湾に指定。
41年(1966) 光港が徳山下松港に編入して開港。
44年(1969) 山口県周南港湾管理事務所の設置。
平成17年(2005) 新南陽埠頭、周南大橋完成。
23年(2011) 国際拠点港湾の指定。国際バルク戦略港湾(石炭)に選定。晴海親水公園が日本夜景遺産に認定。
(山口県港湾課「国際拠点港湾徳山下松港 PDF 」より一部抜粋)
国際拠点港湾としての実績
臨海工業地帯を支える工業港⇒石油コンビナート
外貿コンテナ航路⇒東南アジア航路、韓国・中国航路等コンテナ貨物
港湾取扱貨物⇒鉱産品(石炭、石灰石、原油等)と化学工業品(セメント、石油製品、化学薬品等)
施設:大水深岸壁⇒大型化した船舶にも対応、コンテナターミナル、整備された臨港道路
原塩輸入量 全国第1位(2016年実績)
石炭輸入量 全国第4位(2016年実績)
セメント移出量 全国第2位(2016年実績)
石炭移出量 全国第1位(2016年実績)
港湾区域面積 全国第5位(2017年4月1日現在)
(山口県港湾課「国際拠点港湾徳山下松港 PDF 」より一部抜粋)
徳山港・みどころ
- 周南コンビナート 全国有数の石油化学コンビナート。新南陽から徳山地区にかけて石油化学中心に形成。
- 周南大橋 新南陽埠頭へのアクセス用として開通。1054メートル
- 徳山港フェリーターミナル 九州・竹田津(大分)とを結ぶ周防灘フェリー
徳山港の風景

ぼんやりと海を眺めていたら、嫌なことがすべて吹き飛びました。やはり日本人のDNAの中には、海を愛する遺伝子が入っているのでしょうか。久方ぶりに見た海が、この海であったことに感激しました。
船

遠くを行き交う船が見えるほか、こうして港に停泊している船を見ることもできます。首都圏から来ているものもありました。この港からはフェリーも出ていて、九州へ渡ることもできるのです。
コンビナート

工場夜景のルートにもはいっている徳山。そこここでコンビナートから煙がもくもく。
「工場夜景」

残念ながら、ホテルの部屋から眺めた写真となります。
徳山港(山口県周南市晴海町)の所在地・行き方について
所在地 & MAP
所在地 〒745-0024 山口県周南市晴海町6-22
アクセス
JR徳山駅から徒歩20分
参考文献:観光庁国際観光課「日本の港一覧・徳山下松港」(https://www.mlit.go.jp/kankocho/cruise/jp/detail/082/index.html)
山口県港湾課「国際拠点港湾徳山下松港 PDF 」『周南工場夜景のススメ』(周南市観光交流課)
⇒ 周南市:http://www.city.shunan.lg.jp/
徳山港(周南市晴海町)について:まとめ&感想
- 大正時代に開港され、特別輸出入港に指定された
- 山口県の瀬戸内海沿岸のほぼ中央に位置。笠戸島、大津島などに囲まれた天然の良港で、歴史は江戸時代にまで遡る
- 昭和期に、下松港と合体して、「徳山下松港」となり、重要港湾、ついで、特定重要港湾に指定される。後には光港も編入された
- 平成時代、新南陽埠頭、周南大橋が完成。国際拠点港湾に指定されるなどした
- 周辺には、周南コンビナートがあり煙がもくもくと。夜になると「工場夜景」を楽しむ場所となる。なお、晴海親水公園は日本夜景遺産に認定されるという
- 周防灘フェリーで、九州・竹田津(大分県)と結ばれている
工場夜景が美しい港として有名です。もちろん昼間のそぞろ歩きも good。徳山駅から歩いて五分(公式アナウンスでは20分とありますので、中心部、全体像を見てはいない可能性大です。何しろ、下松や光まで入るそうですから)。ホテルからも近く、旅行者にも便利。海が見たいなぁ、と思った頃にちょうどあった海です。いつ見ても、海は良い。暫く何もかも忘れてぼんやりしたいなと考えてしまいます。自治体の解説だと、歴史は江戸時代に遡るとあるのですが、恐らくは中世にも開けた港だったのではないでしょうか。
静かな港に、工場の音が響く。コンビナートの煙が風にたなびく。ああ、発展しているなぁ、と感動。何も考えず、ぼんやり歩くのが最高です。出入りする船が多く、賑わっていることも実感できました。港にはフェリー乗り場もあって、九州に繋がっていました。
徳山は新幹線も停まる、周南市の中心のような町。市役所もここにあります。そもそも「周南市」は、市町村合併で大きくなったところ。元々ここは「徳山市」だったそうです。市町村合併の際、名前を改めた場所があり(まあ、よくあることですね)、首都圏への憧れが強かった人々は、そこらの地名を拝借してきたそうです。なので、「晴海」埠頭、「横浜」町などそれらしき名前の所があります。一瞬、え!? ってなりますね。
工場の夜景見物ときいて最初は驚きましたが、周南市のホームページを見て納得。夜空に煌めく工場の灯りが、光の海のようになって美しく、一見に値します。なお、周南市以外にも、全国各地に工場夜景を売り物にしている観光スポットは数多く、ネットワークができているほどです。恐らくは、コアなファンの人もいるのでしょう。フェリーにも乗らず、夜景ツアーにも参加しませんでしたが、昼間の港の風景と、コンビナートを満喫しました。
2020年以降、宿泊を伴う旅行で徳山を訪れてはいませんので、最新情報は、自治体ホームページでご確認をお願いします。訪問時と同じ「工場夜景」パンフレットは、今はなくなっている可能性もあります。

【更新履歴】初出:20200424(別サイト)、20210619 改訂