周南市晴海町の徳山港とは?
徳山港は正確には「徳山下松港」といいます。山口県の瀬戸内海沿岸のほぼ中央に位置し、笠戸島、大津島などに囲まれた天然の良港。その歴史は江戸時代にまで遡ります。現在も、臨海工業地帯を支える工業港として重要な役割を果たしています。
徳山駅から歩いて 20 分ほどのところにあり、見える景色は観光地というより、工業地帯の趣です。しかし、やはり、海を見ると心が癒やされますので、日々発展を続ける周南市の姿を目に焼き付けながら、海風を受けてほっこりするのが心地良いです。
徳山港・基本情報
住所 〒745-0024 山口県周南市晴海町6-22
電話 0834-21-1787 (周南港湾管理事務所)
最寄り駅 JR徳山駅から徒歩20分
徳山港・歴史
徳山下松港は、山口県の瀬戸内海沿岸のほぼ中央。笠戸島、大津島などに囲まれた天然の良港港。歴史は江戸時代にまで遡る。
長州藩はコメ、塩、紙の生産を奨励した。これら三種の生産品を「毛利の三白」もしくは「防長三白」呼ぶ。
これらの生産物を増産するため、新田開発、塩田開発、紙の生産に力が注がれた。富田・徳山・下松の港は、藩の特産品となったこれらの生産物の積出港として発展していく。
現在も、臨海工業地帯を支える工業港として重要な役割。
背後には全国有数の石油化学コンビナートが形成され、石炭中心の大量の原燃料貨物の輸入基地となっている。
大正 11年(1922) 徳山港開港。徳山港が特別輸出入港に指定。
昭和 23年(1948) 下松港が徳山港に編入され、徳山下松港として開港指定。
26年(1951) 重要港湾に指定。
40年(1965) 特定重要港湾に指定。
41年(1966) 光港が徳山下松港に編入して開港。
44年(1969) 山口県周南港湾管理事務所の設置。
平成17年(2005) 新南陽埠頭、周南大橋完成。
23年(2011) 国際拠点港湾の指定。国際バルク戦略港湾(石炭)に選定。晴海親水公園が日本夜景遺産に認定。
(山口県港湾課「国際拠点港湾徳山下松港 PDF 」より一部抜粋)
徳山港・みどころ
臨海工業地帯を支える工業港⇒石油コンビナート
外貿コンテナ航路⇒東南アジア航路、韓国・中国航路等コンテナ貨物
港湾取扱貨物⇒鉱産品(石炭、石灰石、原油等)と化学工業品(セメント、石油製品、化学薬品等)
施設:大水深岸壁⇒大型化した船舶にも対応、コンテナターミナル、整備された臨港道路
原塩輸入量 全国第1位(2016年実績)
石炭輸入量 全国第4位(2016年実績)
セメント移出量 全国第2位(2016年実績)
石炭移出量 全国第1位(2016年実績)
港湾区域面積 全国第5位(2017年4月1日現在)
(山口県港湾課「国際拠点港湾徳山下松港 PDF 」より一部抜粋)
周南コンビナート
全国有数の石油化学コンビナート。新南陽から徳山地区にかけて石油化学中心に形成。
周南大橋
新南陽埠頭へのアクセス用として開通。1054メートル。
徳山港フェリーターミナル
九州・竹田津(大分)とを結ぶ周防灘フェリー
〒745-0025 山口県周南市築港町9番1号
0834-34-3000
参考 web サイト等:観光庁国際観光課「日本の港一覧・徳山下松港」(https://www.mlit.go.jp/kankocho/cruise/jp/detail/082/index.html)
山口県港湾課「国際拠点港湾徳山下松港 PDF 」
初出:2020年4月24日 周防山口館「イマドキ防長記」改編
リニューアル前公開日: 2020年9月30日 08:40 「イマドキ周防国」
※この記事は、サイトの統廃合で二つの記事を一つにまとめたものです。
※2021年6月19日 10:52 AM 大幅改変。改稿前の原版は以下の散歩モード編です。
徳山港の風景
工場夜景が美しい港 もちろん昼間のそぞろ歩きもgood
徳山駅から歩いて五分。
ホテルからも近く、旅行者にも便利。
海が見たいなぁ、と思った頃にちょうどあった海。
静かな港に、工場の音が響く。
コンビナートの煙が風にたなびく。
ああ、発展しているなぁ、と感動。
何も考えず、ぼんやり歩くのがいい。
徳山は新幹線も停まる、周南市の中心のような町。市役所もここにある。
そもそも「周南市」というところは、市町村合併で大きくなったところ。
元々ここは「徳山市」であったのだ。知っていたかな?
いつ見ても、海は良いね。暫く何もかも忘れてぼんやりしたいな……。
ぼんやりと海を眺めていたら、嫌なことがすべて吹き飛んだ。
やはり日本人のDNAの中には、海を愛する遺伝子が入っているのだろう。
久方ぶりに見た海だったが、それがこの海であったことを光栄に思った。
船
遠くを行き交う船が見えるほか、こうして港に停泊している船も。
首都圏から来ているものもあった。
この港からはフェリーも出ていて、九州へ渡ることもできるのだ。
陶の国であった頃も、きっと重要な港だったに違いない。
調べてみようと思った。
うわ、船だ。大きいなぁ。おーーい
うるさいね……静かな時間を取り戻したい今日この頃……。
出入りする船が多い。賑わっているね。
この港にはフェリー乗り場もあって、九州に繋がっているよ。
周防灘フェリーで九州へGO♪
コンビナート
工場夜景のルートにもはいっている徳山。
そこここでコンビナートから煙がもくもく。
なんだ、あれ? 白いのがもくもくと……
コンビナートだよ。工場もたくさんある、発展した町なんだよ。
よくわからんけど、良い眺めだ。ぼんやりしたくもなるなぁ。俺、昼寝したい……。
……どこででも寝れる子だ……。
工場夜景
工場の夜景見物ときいて最初は驚いたのだが、周南市のホームページを見て納得。
光の海はきらびやかで美しく、一見に値する。
なお、周南市以外にも、全国各地に工場夜景を売り物にしている観光スポットは数多く、ネットワークができているほどだ。
恐らくは、専属のファンの人もいるのだろう。
眺めが最高なのは本当だよ。
海もそうなんだけど、じつは、周南市には「工場夜景」を見るツアーがある。
別に、旅行会社が主催している訳でもなく、五郎のようなお子様が、働くお父さん、お母さんを見に行くあの工場見学でもないよ。
夜空に煌めく工場の灯りが、光の海のようになって美しいから、わざわざ見に行く人たちがいるんだよ。
周南市のホームページに、専門の紹介ページがあるから、興味がある人は見てみてね。詳しいパンフレットももらえるよ。
『周南工場夜景のススメ』パンフレットは 周南市観光交流課様 まで
※最新情報は市役所様 HP でご確認ください。
⇒ 周南市:http://www.city.shunan.lg.jp/
ところで。市町村合併の際、名前を改めた場所があり(まあ、よくあることだね)、首都圏への憧れが強かった人々は、そこらの地名を拝借してきた。
なので、「晴海」埠頭、「横浜」町などそれらしき名前の所がある。
ま、それは良いとして、フェリーには乗らなかったし、夜景ツアーにも行かなかったけど、昼間の港の風景と、コンビナートは見れたよ。
近いからいつでも来れると思うと、つい後回しになるね。