イマドキやまぐち

徳山港(周南市晴海町)

2021年6月19日

徳山港・対岸のコンビナートを見る

周南市晴海町の徳山港とは?

徳山港は正確には「徳山下松港」といいます。山口県の瀬戸内海沿岸のほぼ中央に位置し、笠戸島、大津島などに囲まれた天然の良港。その歴史は江戸時代にまで遡ります。現在も、臨海工業地帯を支える工業港として重要な役割を果たしています。

徳山駅から歩いて 20 分ほどのところにあり、見える景色は観光地というより、工業地帯の趣です。しかし、やはり、海を見ると心が癒やされますので、日々発展を続ける周南市の姿を目に焼き付けながら、海風を受けてほっこりするのが心地良いです。

 徳山港・基本情報

住所 〒745-0024 山口県周南市晴海町6-22
電話 0834-21-1787 (周南港湾管理事務所)
最寄り駅 JR徳山駅から徒歩20分

徳山港・歴史

徳山下松港は、山口県の瀬戸内海沿岸のほぼ中央。笠戸島、大津島などに囲まれた天然の良港港。歴史は江戸時代にまで遡る。

長州藩はコメ、塩、紙の生産を奨励した。これら三種の生産品を「毛利の三白」もしくは「防長三白」呼ぶ。
これらの生産物を増産するため、新田開発、塩田開発、紙の生産に力が注がれた。富田・徳山・下松の港は、藩の特産品となったこれらの生産物の積出港として発展していく。

現在も、臨海工業地帯を支える工業港として重要な役割。
背後には全国有数の石油化学コンビナートが形成され、石炭中心の大量の原燃料貨物の輸入基地となっている。

大正 11年(1922) 徳山港開港。徳山港が特別輸出入港に指定。
昭和 23年(1948) 下松港が徳山港に編入され、徳山下松港として開港指定。
26年(1951) 重要港湾に指定。
40年(1965) 特定重要港湾に指定。
41年(1966) 光港が徳山下松港に編入して開港。
44年(1969) 山口県周南港湾管理事務所の設置。
平成17年(2005) 新南陽埠頭、周南大橋完成。
23年(2011) 国際拠点港湾の指定。国際バルク戦略港湾(石炭)に選定。晴海親水公園が日本夜景遺産に認定。
(山口県港湾課「国際拠点港湾徳山下松港 PDF 」より一部抜粋)

徳山港・みどころ

臨海工業地帯を支える工業港⇒石油コンビナート
外貿コンテナ航路⇒東南アジア航路、韓国・中国航路等コンテナ貨物
港湾取扱貨物⇒鉱産品(石炭、石灰石、原油等)と化学工業品(セメント、石油製品、化学薬品等)
施設:大水深岸壁⇒大型化した船舶にも対応、コンテナターミナル、整備された臨港道路

原塩輸入量 全国第1位(2016年実績)
石炭輸入量 全国第4位(2016年実績)
セメント移出量 全国第2位(2016年実績)
石炭移出量 全国第1位(2016年実績)
港湾区域面積 全国第5位(2017年4月1日現在)
(山口県港湾課「国際拠点港湾徳山下松港 PDF 」より一部抜粋)

周南コンビナート
全国有数の石油化学コンビナート。新南陽から徳山地区にかけて石油化学中心に形成。

周南大橋
新南陽埠頭へのアクセス用として開通。1054メートル。

徳山港フェリーターミナル
九州・竹田津(大分)とを結ぶ周防灘フェリー
〒745-0025 山口県周南市築港町9番1号
0834-34-3000

参考 web サイト等:観光庁国際観光課「日本の港一覧・徳山下松港」(https://www.mlit.go.jp/kankocho/cruise/jp/detail/082/index.html)
山口県港湾課「国際拠点港湾徳山下松港 PDF 」

初出:2020年4月24日 周防山口館「イマドキ防長記」改編
リニューアル前公開日: 2020年9月30日 08:40 「イマドキ周防国」
※この記事は、サイトの統廃合で二つの記事を一つにまとめたものです。
※2021年6月19日 10:52 AM 大幅改変。改稿前の原版は以下の散歩モード編です。

徳山港の風景

工場夜景が美しい港 もちろん昼間のそぞろ歩きもgood
徳山駅から歩いて五分。
ホテルからも近く、旅行者にも便利。
海が見たいなぁ、と思った頃にちょうどあった海。
静かな港に、工場の音が響く。
コンビナートの煙が風にたなびく。
ああ、発展しているなぁ、と感動。
何も考えず、ぼんやり歩くのがいい。

徳山は新幹線も停まる、周南市の中心のような町。市役所もここにある。

そもそも「周南市」というところは、市町村合併で大きくなったところ。
元々ここは「徳山市」であったのだ。知っていたかな?

いつ見ても、海は良いね。暫く何もかも忘れてぼんやりしたいな……。

徳山港・徳山の海

ぼんやりと海を眺めていたら、嫌なことがすべて吹き飛んだ。
やはり日本人のDNAの中には、海を愛する遺伝子が入っているのだろう。
久方ぶりに見た海だったが、それがこの海であったことを光栄に思った。

徳山港・船

遠くを行き交う船が見えるほか、こうして港に停泊している船も。
首都圏から来ているものもあった。
この港からはフェリーも出ていて、九州へ渡ることもできるのだ。

陶の国であった頃も、きっと重要な港だったに違いない。
調べてみようと思った。

五郎吹き出し用イメージ画像(笑顔)
五郎

うわ、船だ。大きいなぁ。おーーい

ミル吹き出し用イメージ画像(怒る)
ミル

うるさいね……静かな時間を取り戻したい今日この頃……。

出入りする船が多い。賑わっているね。
この港にはフェリー乗り場もあって、九州に繋がっているよ。
周防灘フェリーで九州へGO♪

コンビナート

徳山港・コンビナートの煙

工場夜景のルートにもはいっている徳山。
そこここでコンビナートから煙がもくもく。

五郎吹き出し用イメージ画像(怒る)
五郎

なんだ、あれ? 白いのがもくもくと……

ミル吹き出し用イメージ画像
ミル

コンビナートだよ。工場もたくさんある、発展した町なんだよ。

五郎吹き出し用イメージ画像
五郎

よくわからんけど、良い眺めだ。ぼんやりしたくもなるなぁ。俺、昼寝したい……。

ミル吹き出し用イメージ画像
ミル

……どこででも寝れる子だ……。

工場夜景

工場の夜景見物ときいて最初は驚いたのだが、周南市のホームページを見て納得。
光の海はきらびやかで美しく、一見に値する。
なお、周南市以外にも、全国各地に工場夜景を売り物にしている観光スポットは数多く、ネットワークができているほどだ。
恐らくは、専属のファンの人もいるのだろう。

眺めが最高なのは本当だよ。
海もそうなんだけど、じつは、周南市には「工場夜景」を見るツアーがある。
別に、旅行会社が主催している訳でもなく、五郎のようなお子様が、働くお父さん、お母さんを見に行くあの工場見学でもないよ。

夜空に煌めく工場の灯りが、光の海のようになって美しいから、わざわざ見に行く人たちがいるんだよ。
周南市のホームページに、専門の紹介ページがあるから、興味がある人は見てみてね。詳しいパンフレットももらえるよ。

『周南工場夜景のススメ』パンフレットは 周南市観光交流課様 まで
※最新情報は市役所様 HP でご確認ください。
⇒ 周南市:http://www.city.shunan.lg.jp/

ところで。市町村合併の際、名前を改めた場所があり(まあ、よくあることだね)、首都圏への憧れが強かった人々は、そこらの地名を拝借してきた。
なので、「晴海」埠頭、「横浜」町などそれらしき名前の所がある。

ま、それは良いとして、フェリーには乗らなかったし、夜景ツアーにも行かなかったけど、昼間の港の風景と、コンビナートは見れたよ。
近いからいつでも来れると思うと、つい後回しになるね。

ホテルから見た徳山の夜景

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ミルイメージ画像(アイコン)

ミル@周防山口館

大内氏を愛してやまないミルが、ゆかりの地と当主さまたちの魅力をお届けします
【取得資格】全国通訳案内士、旅行業務取扱管理者
ともに観光庁が認定する国家試験で以下を証明
1.日本の文化、歴史について外国からのお客さまにご案内できる基礎知識と語学力
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