広島県廿日市市明石にございます大歳神社です。
広島県廿日市市明石に鎮座する大歳神社さまです。廿日市市内には、地御前にも大歳神社さまがございますので、混同しないようにおきをつけください。
宮内明石の氏神さまです。
由緒看板の類は一切ありませんが、廿日市天満宮様の兼務社となっていることから、ご由緒の説明などは、廿日市天満宮様のHPにございます。創建年代などは不明ながら、「御神像とともに祀られている薬師如来像に応仁2年(1468)の銘がある」ことからそれより早い時期だと考えられているようです。
地元の方もご存じなく、ベテランのタクシードライバー様が、道々地元の方にお尋ねくださったのですが「知りません」の方ばかり。最後に「知っていますよ」というご夫婦に行き逢ったのは、神社の真横でした(車からだとわかりにくく、到着していたことに気付いていない)。そのくらいご近所の方しかご存じない、と言うことです。
どこかで宮川甲斐守さまのお社がコチラに合祀されたと見かけたので、苦心して探し当てたわけですが、本当にここに合祀されているのかも、怪しいものです。『宮島本』の公式アナウンスでは「明治九年、八坂神社に合祀」とあるので、それが正解でしょう。しかし、元の甲斐守さまのお社も同じ明石にあり、付近の神社はほとんど八坂神社に合祀されたというのに、この大歳神社はそのままの姿で残っていることから、こちらに合祀されているという言い伝え(?)もそれらしくは思えます。
なお、八坂神社は現在「宮内天王社」と名前が変わっています。
こちらの大歳神社は、こぢんまりとした神社の森の中に、太古の昔から時間が止まったように閑かな時が流れていました。暫しの間、イマドキの喧噪をすっかり忘れてしまいました。廿日市に来たら、是非とも訪れて欲しい神社さまです。
基本情報
鎮座地:廿日市市宮内明石2938番地
御祭神:大歳神
例祭日:十月第四日曜日
※史跡解説ページはございません。
アクセス
宮島口からタクシーを使いました。前日までの旅程で疲れていたので、ホテルのフロントからタクシーを呼んだわけです(5000円かかりました……)。かなり歩くことにはなりますが、折敷畑山への登山口からはほど近いです。登山口までは真っ直ぐの道が延々と続くだけなので迷うこともないはずで、付近まで来たらGooglemapのナビ使用がいいと思います。車ですと、登山口すら一瞬にして通り過ぎてしまいますので、小さな神社を探すのはそれこそ困難で、運転手さんを困らせてしまうことになります(でも、広島のタクシーの運転手さんはとても親切です!) ※徒歩で行く場合、広島電鉄の宮内駅もしくは JR 西日本の宮内串戸駅をお使いください。
参照文献:廿日市天満宮様HP、広島県神社庁様HP
あのさ、歩いたら三万五千歩かかるからね。ミルが「歩けます」といっている距離は、普通のイマドキの民にはおよそ無理だよ。タクシーの代金からどのくらい遠いかがわかるよね?
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