ゆかりの人々– category –
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細川澄之
細川政元の三人の養子の一人。父は前関白九条政基というやんごとなき身分。三歳で親元を離れ、風変わりな養父と過ごす。当初は跡継として大切にされたが、のちに一門からも養子が迎えられる。家督争いに巻き込まれ十七歳という若さで生涯を終えた幸薄い少年。 -
足利義稙(義材)
室町幕府第十代将軍。九代・義尚が子がないまま亡くなり、父方および母方の従兄弟にあたっていた血縁から、その跡を継いだ。細川政元により、将軍位を追わるという前代未聞の出来事に巻き込まれたが、大内氏などの援助で再び将軍職に返り咲いた。 -
足利義尚
政治に嫌気がさして、弟に跡継の座を揺る約束をした将軍と、富と権力に執着した強い御台所(当時の感覚では『悪女』)という変わり者夫婦、足利義政と日野富子の息子。美男で有名な「緑髪将軍」。やる気に満ち溢れた有能な人物であったが、不幸にも早死した。 -
畠山尚順 管領家の若さまからの転落人生
畠山政長の嫡男。応仁の大乱後、10代将軍・義材の元で管領を務めていた父は、細川政元のクーデターによって亡くなり、将軍も地位を追われた。以来、父の仇討ちと将軍復職のために孤軍奮闘。大願は成就するが、得たものは何もなかった。涙の転落人生。
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