ゆかりの人々– category –
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出雲の「謀聖」尼子経久 ①
大内氏と戦った敵たちを紹介する「敵を知る講座」。凌雲寺さま(義興公)と張り合った山陰の大物・尼子経久が出雲国に腰を据えるまでのお話。宇治川の先陣で有名な佐々木高綱、婆娑羅大名として知られる佐々木道誉などが尼子氏の先祖とはビックリ。 -
足利義澄
足利義材と対立した十一代・将軍。細川政元の傀儡だったが、やがて対立し、自立を目指していた。その最中に、義材が復職し、亡命地近江で客死。 -
細川髙国
細川家といえば、大内家の天敵である。法泉寺さまが応仁の乱で西軍に馳せ参じたのも細川が東についていたからだ。将軍家との関係を安定させることが最重要課題であった... -
足利義視
八代将軍・義政の弟、九代将軍・義尚の叔父、十代将軍・義材の父。隠居願望が強かった兄・義政の我儘に振り回された人生だったが、最後は息子が将軍職に就くことで、すべてが報われた。 -
細川澄之
細川政元の三人の養子の一人。父は前関白九条政基というやんごとなき身分。三歳で親元を離れ、風変わりな養父と過ごす。当初は跡継として大切にされたが、のちに一門からも養子が迎えられる。家督争いに巻き込まれ十七歳という若さで生涯を終えた幸薄い少年。 -
足利義稙(義材)
室町幕府第十代将軍。九代・義尚が子がないまま亡くなり、父方および母方の従兄弟にあたっていた血縁から、その跡を継いだ。細川政元により、将軍位を追わるという前代未聞の出来事に巻き込まれたが、大内氏などの援助で再び将軍職に返り咲いた。 -
足利義尚
政治に嫌気がさして、弟に跡継の座を揺る約束をした将軍と、富と権力に執着した強い御台所(当時の感覚では『悪女』)という変わり者夫婦、足利義政と日野富子の息子。美男で有名な「緑髪将軍」。やる気に満ち溢れた有能な人物であったが、不幸にも早死した。 -
畠山尚順 管領家の若さまからの転落人生
畠山政長の嫡男。応仁の大乱後、10代将軍・義材の元で管領を務めていた父は、細川政元のクーデターによって亡くなり、将軍も地位を追われた。以来、父の仇討ちと将軍復職のために孤軍奮闘。大願は成就するが、得たものは何もなかった。涙の転落人生。
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