陶氏は大内本家から分れ出た右田氏のそのまた分家した一族となります。もともとは「陶」の地にいたため、陶氏と名乗りました。南北朝時代の頃、本家のご当主さまの命により、この地の「抑え」として配置され引っ越してきたのです。以来滅亡までの間、ずっとこの地が陶氏の本拠地でした。 こちらはその陶氏が、居館を建てて暮らしていた場所、居館跡地となります。残念ながら、往時を偲ぶものはなにひとつ残されておりません。しかし、地元の方々の手によって造られた立派な「館址碑」が立っています。 現在地は公園でして、石碑、文化財説明看板の ...