ミルの神社マニュアル・超基本編

ミルちびキャラ

神社マニュアル~通りすがりの観光客レベル用~

今更だと思うんだけど、超初級の「一般観光客」用に、神社の基礎知識をまとめてみました。旅行記事をリライトする際には、参考にして欲しいと思います。神社に詳しい方々はとっくにご存じの内容ですので、無意味なページかも。

神社の構造

まずは、神社の建物の構図というか、配置の話です。これは、個々の神社によって多少名前が違うものもあるのだけど、基本の「き」は、だいたいこんな感じになってる。
鳥居をくぐる⇒参道を通って拝殿に向かう⇒お参りをする

鳥居

鳥居は簡単に言えば、神社の玄関みたいなもの。ここから先は、神聖な神社の領域ですよ、というマークですね。
宗教学的な意義とか、どうしてあんな形なのかなどについては、ここでは触れないよ(たとえば、鳥居の形にも色々あるんだけど、混乱するから気にしない)。
神社の規模や格によって、鳥居の数は違うみたい。一つだけのところもあるけれど、直ぐ近くの鳥居(一の鳥居)からやや離れたところに、二の鳥居、三の鳥居……とあるケースも。

参道

鳥居をくぐると、本殿まで参道が続くよ。参道は神様の通り道でもあるので、鳥居をくぐった瞬間から姿勢を正して、お参りスタイルに変身する必要があるんだ。
特に、参道のど真ん中は神様が通るところなので、参拝客は脇を進むのがルールなんだって。
参道の両端には、灯篭なんかが立っていたりする。灯篭はよく見るとだれそれ「奉納」とか「寄贈」になっていますね。大量に灯篭があるところは、信仰する人が多い人気の神社かな? 鳥居みたいな大きなものまで寄贈されているね。
鳥居の内側には、手を清めるところがあります。手水舎といいますが、神社によって名称が違うことも。いずれにせよ、ここできちんと手を清めてから内部に進んでいくのがマナー。きゃっきゃ言ってスマホで写真撮ってるだけの人には問題があるよ。
本殿に着くまでのあいだに、使い古したお守りやお札をお返しするところ(古札納所などと呼ぶ)や、事務所にあたる「社務所」が。ほかに「神楽殿」だとか、神社によって特別な建物もあるでしょう。

拝殿

鳥居をくぐり、参道を進むと、行きつく先が拝殿です。「賽銭箱」が置いてあって、「鈴」がぶら下がってるのがそれだよ。「狛犬」などが配置されていることも。
これまでここが所謂本殿だと思っていたよ……。

本殿

拝殿の後ろにあるのが本殿。神社の中で最も大切なのはここです。本殿には「ご神体」が安置されており、このご神体というものは、神社の関係者も含めて、非公開。目に触れるものではないため、奥深く隠されているのです。
よって、大切ではあっても一般の参詣客には、関係がないのが本殿なんです。お参りは拝殿で完了し、本殿に入ることはできないものね。だから、拝殿では、きちんと賽銭を投げ込み、鈴を鳴らして存在をアピールし、でもって、願い事をすませましょう。
ちなみに、御祈祷などを行う場合は、神社の人にあらかじめ連絡をして予約をしてください。最近は、寺社様もホームページ完備だったりするので、お問い合わせ方法も色々ありますよ。
拝殿が本殿よりも目立っていたり、立派だったりするのは、そっちが、皆がお参りする場所だからだったんだね。でも本殿も、重要文化財なんかになっていたりしますので、建物だけはきちんと見ておきたいものです。

境内神社

神社の中にまた神社がある~と、とある観光客たちが謎めいて喚いていたのが、これです。何も驚くことではなくして、「普通」のことです。その神社に関係のある神社を配置してある場合(摂社)、直接には関係ないけども、元々、地元で崇拝されていたほかの神社を配置してある場合(末社)があります。これも、神社の規模によってちがうみたい。たいてい、どこかしら(それこそ立て看板など)に、書いてあると思うので、きちんと確認すれば、この小さな社なんなのーー!? とはならないはずです。
例えば、もともとそこに小さな神社があって、地元の方々に崇拝されていた、なんて所に、あとからその「土地」に別の大きな神社が建てられた場合、その小さな神社は末社として、大きな神社に間借りして存在し続けている場合があります。

参考にしたご本:『カラー図解 イチから知りたい日本の神々と神社』
初出:2020年5月18日「周防山口館 千寿の神社マニュアル」改編