ミルの神社マニュアル03 総本宮プロファイル

ミルちびキャラ

勧請についての話をしたと思うんだけど、およそ全国の神社って勧請ネットワークで繋がっているんだよね……。どんだけ増殖してるんだか。
きわめて簡易的なまとめになるけど、テーマを分けることにしたよ。

八幡宮

八幡神をお祀りしている神社。
では、八幡神って?

八幡神

八幡神=応神天皇。
応神天皇は、仲哀天皇と神功皇后のお子様。すでに「御祭神」として、これらの天皇皇后の名前を見かけた人はいるはず(このサイト内のことだよ)。

神功皇后は新羅に遠征した女傑だけど、そのとき妊娠中だった。帰国後、お生まれになったのが応神天皇。出生地・筑紫国に宇佐神宮が建っているよ。

八幡神は誉田別命とも呼ばれることがある。こっちのほうが、いかにも神社の神様っぽいね。

八幡大菩薩

ところが、「神仏習合」によって、八幡神は「八幡大菩薩」と仏教系の名前で呼ばれるようにもなった。

神仏習合というのは、目茶苦茶簡単に言うと、神様と仏様が一緒くたになってしまったこと。こうなると、神様は=仏様でもあるので、八幡「神」が八幡大「菩薩」となっても特に奇怪なことではなかった。このように合体しちゃった神様を「習合神」って言うよ。

八幡神をお祀りしている神社には、宇佐神宮や、鶴岡八幡宮があるよ。
ちなみに、八幡神の眷属はハト。鶴岡八幡宮にハトがたくさんいるわけ、分かっちゃったね。

八幡神とは応神天皇のこと。両親は仲哀天皇と神功皇后
八幡神、誉田別命、八幡大菩薩は全部同一の神様の別称。
八幡神の眷属はハト

八幡宮と八幡信仰

宇佐神宮

八幡神を祀る神社の総本宮、つまり総元締め、は宇佐神宮。
8世紀、聖武天皇の頃に創建されたそうだよ。
御祭神は、応神天皇、比売大神、神功皇后

この神社からは、じつに多くの「託宣」がでており、
東大寺大仏鋳造の際、道鏡というヘンテコな坊さんが出た際……とかね。
だからこの神社は「託宣の神」として有名。国家鎮護、皇室の守護神みたいになったよ。

石清水八幡宮

国家鎮護の皇室の神、なんてなるととても敷居が高い気がするけど、やがて、京都に石清水八幡宮として勧請されると、京を守る神として知られるようになる。

鶴岡八幡宮

さらに、鎌倉時代にこの石清水八幡宮から鎌倉の鶴岡八幡宮に勧請されるに至って、源氏の氏神となり、その後は広く武家の信仰を集める神様となった。
全国各地に勧請され、武士たちの守護神、荘園の鎮守神となったんだよ。
三大八幡宮と呼ばれているのは、総本宮の宇佐神宮と石清水八幡宮に鶴岡八幡宮。

全国の八幡宮の総本宮は宇佐神宮。
宇佐神宮⇒石清水八幡宮⇒鶴岡八幡宮、の順番に勧請。この三つが三大八幡宮
八幡宮は鎮護国家の皇室の神様から、源氏の氏神、武家の守護神へとその信仰が広まって行った。
これで、庭園内のなんたら八幡宮については怖いものなしだね。

分国内部の八幡宮

宇佐八幡宮(防府市):宇佐神宮から勧請
今八幡宮:
花岡八幡宮(下松市):宇佐神宮から勧請
山崎八幡宮(周南市):降臨した神様を奉斎したという説と、宇佐神宮から勧請したという説とがある。