参考文献一覧表

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ミル @ SITEOWNER

参考にしたご本の一覧表。ページごとでは面倒なので『タイトル』くらいしか書いていない書籍について出版社、出版年などのデータを整理してあります。気になる本があったらコチラでご確認くださいませ。

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五郎

現状本の整理が全然追いついていないから、不完全だよ。ごめんね。

ミルの家の本棚

「参考文献」について

202307 現在、読まずに積ん読になっている本を順番に「断捨離」しています。10年着てない服は捨てろ、と断捨離をすすめる専門家の方々がよく仰っておられますが、本も同じと思います。いつまでも積んであるだけのものは将来も多分読まないです。これ以後は、よほどのことがない限り、もう新しい本は買わないつもりです。また、読み終えた本で、愛着の湧かないものも棄ててます(祖父母の世代くらいでしょうか、辞書は覚えたら食べてしまうって聞きましたが……全部覚えてしまったので不要となって捨てました、とか嘘でもいいから言ってみたいですね)。なので、買ったり読んだりしたわりには、ここに書いてある本はわずかです。

ご高齢の研究者の先生方の本や、自治体発行の「○○(自治体名)史」が多いかと思います。どれもこれも敬愛する先生方のご本であること、「自治体さま○○史」の類はもはや新刊では手に入らない稀少本となっており、ぽいっと捨てられる安物ではなくなってしまっていることなどが理由です(むろん、中身も充実している上、名だたる研究者の先生方が編集者だったりします)。

タイトル(五十音順)、著者、出版社、出版年、媒体。
例:『大内氏実録』、近藤清石、マツノ書店、?年、紙媒体(⇒ 書かない)(電子版、PDF、探訪資料、チラシ、パンフレット等を必要に応じて表示)
※本来ならば著者名を先頭にすべきですが、ページごとに「参照文献:『○○(タイトル)』」とだけ書いており、著者名不明状態のもの多数ゆえにです。

『歩く地図本』、2012年、ザメディアジョン(雑誌、ガイドブック)☀
『厳島大合戦』※講談のように面白いけれど、典拠が一切載っていないため史料にしづらい
『陰徳太平記』☀※史料とは思っていません(『陶の城』で『読み物』として紹介)
『大内氏史研究』、御薗生翁甫、マツノ書店
『大内氏実録』、近藤清石、マツノ書店
『大内文化探訪ガイド No.1中世文化の里』、大内文化探訪会、
『大内文化探訪ガイド No.2中世文化の里』、大内文化探訪会、
『大内文化要覧』、大内文化探訪会、
『大内村誌』、マツノ書店
『大内義隆』☀、米原正義、
『月光山泰雲寺の歴史』、山本一成、泰雲寺発行
『下松市史』、デジタルアーカイブ
『玖珂郡誌』☀、
『公方両将記』※非史料(『管領家の庭園日誌』の原文)
『趣味の山口』、マツノ書店
『新南陽市史』☀、
『陶村史』、
『周防国衙の研究』、
『戦国遺文 大内氏編』、
『戦国武士と文芸の研究』、米原正義
『中世周防国と陶氏』☀、新南陽郷土史会、
泰雲寺、リーフレット
『都濃郡誌』☀、
『徳山市史』☀、
『日本史広事典』、山川出版社
『防長古城趾の研究』、御薗生翁甫
『増補 防長人物誌』 近藤清石/御薗生翁甫 マツノ書店
『右田村史』、
『宮島本』☀、廿日市商工会議所
『室町戦国日本の覇者・大内氏の文化をさぐる』、大内氏歴史文化研究会、
『山口県史 史料編 中世1』
『山口県寺院沿革史』、
『山口県の歴史と文化』☀、播磨定男、
『山口県神社誌』、山口県神社庁、
『山口市史 史料編 大内文化』、山口市、

☀は「陶の城」だけで使用しているもの
『下松市史』以外のデジタル史料(除電子書籍)はリンク集に

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ミル

現状、大量の積読に埋もれています……。ここに載せたのは、一文字でも内容が記憶に残っている「ような気がする」(開いたことがある)ご本という意味でして、読みこなせているとはとても申せません……。

愛読書

『新版・平家物語・全訳注』、杉本圭三郎、講談社学術文庫
『建礼門院右京太夫集』
『古今和歌集』仮名序、ちくま文庫版
※無人島に一冊だけ持って行くとしたら、多分『平家物語』になると思う。一日でもこれを読まないと気持ち悪い。『大内氏実録』とかは持って行かない。重いし、そもそもまるで面白くない。

使ってる古語辞典

『新字源』改訂新版 角川書店

教養のため(?)の受験参考書

『日本史B講義の実況中継』①②、石川晶康、語学春秋社(1557マデ)
※高校生もスゴい知識もってると驚いた……。佐藤優先生のご本(大量にお読みしたのでどれのどこに書いてあるとか忘れた)に、だいたい大人の学びなおしは高校生の教科書レベルを完璧にすることをやれ、みたいな話が。佐藤先生が日本史の「そのレベル」として推薦なさっている『一気に学びなおす日本史』という本は難解すぎて頭がクラクラに。文字ビッシリ(中身詰まってないけど)のこのサイトみたいなのがイマドキの青少年に直帰される理由はものすごくよくわかる。

検索サービスというのは、「○○とは何か?」「△△です」という答えを即行で提供するのが役目なので、「○○はですねーまずはその前に関連するこのことから説明しますがー(ダラダラ)」というようないつまでも答えが出て来ないものは時間の無駄でしかない。でも、なんでもビジュアル、なんでも箇条書きみたいな皆が大好きなサイト、わかりやすいけれどもなんとなく違和感。とはいえ、佐藤先生推薦のご本は文字が多すぎる……。先生はとにかくハイレベルなお方なので、スカスカはダメなんだろう。しかしこの本は、イマドキの童には無理すぎる。

つまり、先生はこのくらいは読めるようになれ、と仰っている。そのご意見にはまったく同感である。だけど、「読めるようになれ」る能力値があるかどうかは、その人によります。その点、石川先生のご本は、それこそビジュアルに訴えて読みやすく、その上覚えやすく(すべて覚えた、とは言ってません)、一見これもイマドキのスカスカ本の仲間なのか、と見間違えますが、そんなことはまったくありません。何しろ、中身がとんでもなく「濃い」のです。

難関私大もこれ一冊で、てよく書いてありますが、多分イケると思います。相当細かいところまで手取足取り書いてくださってます。もう、これがわかれば「常識」としての日本史はじゅうぶんと思っています。そこらのスカスカ本を大量に買ったり、歴史の専門家になる計画もない人は他の書物には一円も払わなくていいです(※相性があるので、どうしても受け付けられない、という方はほかを探してください)。

その他の本

森村誠一『太平記』
歴史小説の類でどうにか流れを覚えられた気がしますーなどと言った途端、日本史の教授にぶん殴られた人を多数見ている……(『歴史学概論』みたいな必修科目が日本史の先生だった気が)。歴史小説はアートです。芸術作品である以上、どんな脚色をなさろうとも罪はないし、そこがエンターテナーとしての作家先生のお仕事では? とかいいながら、以来、このトラウマから歴史小説はほぼ読めないです。森村先生のこれは稀有な例。

2021年11月9日