大内庭園・雑録

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何かしら大内氏にかかわる記事ではあるものの、どこに分類したら良いのかわからない記事を集めました。要するに「未分類」の記事です。「未分類」も沢山集まれば「未分類」ではなくなりますが、現状ボリュームがたりません。

雑多記事リンクカード集

『陶弘護肖像賛』

龍豊寺(周南市)で見つかった陶氏当主の肖像画。室町時代当時の武士の姿を今に伝えるものとして貴重なだけでなく、その画賛に書かれた文章もきわめて史料的価値が高い。研究者の先生方も出典としてこの「画賛」を引用元に使っているほど。通りすがりのアマチュアもちらっと中身を知っておけばラッキー。

「絹本著色陶弘護像」以参周省画賛
「絹本著色陶弘護像」以参周省画賛

龍豊寺所蔵の文化財「絹本著色陶弘護像」の以参周省による画賛。

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大内家氏寺と歴代当主の菩提寺

歴代当主ごとに存在していた大内家菩提寺。お家の滅亡でその多くは廃絶したり、所在地や宗派、建物の姿を変えてしまった。残っているものも、今に続くものも、どのくらいあるのか数えてみたら?

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大内氏歴代当主の菩提寺と墓所

大内家氏寺と歴代当主の菩提寺と墓所についてのまとめ。二十一代・弘家~三十一代・義隆(+三十二代・義長)すべての所在地と現状についてご紹介してます(山口県外にある義弘墓以外すべて現地に赴いてお参りしました)。※墓所はあくまで「伝承」地です。

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大内家先祖伝説制作秘話

大内氏先祖伝説を語り継ぐ庭園の住人たち。分散していた殴り書きをざっと一つにまとめてみた。趣向をかえて、韓ドラ大好きな編者ミルが『朱蒙』から書き起こす。

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大内家先祖伝説制作秘話

大内家の「先祖伝説」といわれるものは、最近の研究では否定されている部分もある。けれども、歴代当主たちが懸命に「先祖伝説」まとめ、完成させていった姿は、やらせやインチキではなく、祖先のルーツを探り出そうとした汗と涙の結晶のように思える。

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亀童丸&鶴寿丸

ちょっと前まで、ここには亀童丸と鶴寿丸が住んでいた。亀は成長して新介になり、鶴もどこかに行方をくらませたが、かれらの名前の由来を書いた記事は残った。大内家と陶家の当主。代々続く、永遠のカップリングの命名秘話。

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亀童丸&鶴寿丸 

大内家の嫡子は亀童丸、陶家の嫡子は鶴寿丸と名付けられた。主従助け合って家を支えて行って欲しいという願いからだ。しかし、長寿を全うできたものは少なく、そもそも血統すら途絶えてしまった。

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新介の母・今小路殿

※リライト中

家系図の話

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家系図の話

戦国初期に滅亡し、系図を保管し伝えて行く子孫が途絶えたことで、大内氏の系図には完全なものがない。不完全な断片や、信憑性に欠ける言い伝えなどから研究者の方々が整理、修正したものが現在の「定説」。なおもかなりの伝承的な部分があり、不完全。

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大内氏守護領国分布図

目茶苦茶簡略化された大内家分国支配地図。取り敢えずこれで OK です。

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旧国名現在都府県対照表 

旧国名現在都府県対照表。付録:大内氏守護領国分布図・超簡易版。

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弘世以前の大内当主たち

琳聖太子は別格ながら、弘世さん以前の当主たちってよくわかんない……。という気の毒な人たちを拾い上げる。誰しもご先祖なければ今の私なし、です。

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弘世以前の大内当主たち

始祖・琳聖から大内弘世までの間にも面々とご先祖様たちの営みがあった。ただし、史料に乏しい時代のこと、先生方の研究にも限界が。せめて名前だけでも紹介。

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築山大明神とは?

孝行息子によって神格化された大内教弘の神号。その信仰は歴代当主にとどまらず、家臣たちの間にもおよんだ。滅亡後、毛利家によっても祭祀が執り行われたとか行なわれなかったとか。いずれにしろ、現在は存在しない神さまである。

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築山大明神とは

築山大明神とは、大内氏二十九代当主・教弘が神格化され、神として祀られていた時の神号。唯一神道で知られる吉田兼倶によって授与された。大内氏歴代や家臣たちに深く信仰されていたことで知られている。

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2023年1月23日