畠山政長イメージ画像
「二千の兵で、三万の軍勢に勝てると思うか?」
 畠山政長は脇に控える、配下の神保長誠にそう尋ねた。今年二十五歳。この若さで管領職の経験があり、将軍家の同族である名門の惣領。何不自由ない身分が約束されていたはずだった。それが、何の因果か家屋敷もすべて失い、十倍もの兵力の敵陣に斬り込み露と消える運命となった。
 西軍が相国寺を落とし、今や将軍御所も風前の灯火。それでも、平然と酒宴を開いていた将軍・義政という人物は、まったくの愚物か、あるいはすでに何者をも超越する存在と化したのであろうか。将軍とは違い、相国寺の問題を憂慮した管領・細川勝元はその「奪還」を政長に命じた。
「賊軍が相国寺の跡地に陣を築こうとしていると聞く。そうなればもはや、御所をお守りすることも難しくなろう。何としても奪い返さねばならない。我らはそれぞれ持ち場を離れることはできぬし、見回したところ貴公以外に、この任務を果たせる人材がおらん。力を貸してはもらえぬだろうか」
 上御霊社で従兄・義就との戦に敗れ、住むところすらなくなったこの身を匿ってくれたのは勝元である。その恩顧に応えるためにも、政長はこの申し出を断ることができなかった。
 しかし、何もかも失った彼には招集できる兵力すらなかった。勝元に援助を求めたものの、貸し与えられたのは細川家被官・東条近江守の兵力千ばかりであった。出し惜しみではない。勝元の所にも、本当に兵がいなかったのだ。
「今宵を最後の一戦と思い、存分に戦おう。たとえ相打ちとなってでも、せめて義就の首級だけはあげようではないか」 自らを必死に鼓舞しようとしているらしい主の脇で、長誠は冷静であった。
「御館様が義就を倒し、お家を統一したいと強く念じておられることは痛いほど分かっております。その上で申し上げますが、ここは一旦、義就のことはお忘れください」
「何? ほかの何を忘れてもあやつのことだけは忘れられるはずがないであろうが」
「此度、管領様より仰せつかったご命令は、相国寺より賊軍を追い払え、ということではありませなんだか?」
「そうだが。ならば当然、義就も追い払わねばならぬであろう」
「この戦、単に賊軍を追い払うだけならば我らにも勝機がございます」
「ほう?」
 十倍の敵を薙ぎ払うほどの力が我らにある、といいたいのだろうか。どうやら、さすがの忠義の家臣も敗戦のショックで頭がおかしくなったようである。
「敵は数万。我らは僅かに三千。まともに戦っても勝てません。しかし、御館様が今宵一夜にすべてをかけようというそのご覚悟さえあれば、敵を蹴散らし、相国寺から撤退させることは可能です」
 政長が考えていた「策」は奇襲であった。細川から借りた東条勢を餌に、隙ができた敵軍に突っ込む。文字通りの玉砕だが、せめて一矢報いることができればと望んでいた。そして、義就と切り結び、上御霊社の恨みを晴らす。長誠はそれを聞いて、やれやれと首を振る。我が主には勇気もあり、文弱な将軍や現管領らに比べれば武勇の上でも勝っていた。管領として務めていたくらいだから、武辺一辺倒の義就などと違い、政治的な能力も持ち合わせている。しかし、こと義就との相続問題が絡んでくると、周囲が何も見えなくなってしまう。そこが「若さ」ゆえになのか。
「三万もの兵力を持った敵が勝った勢いで御所に攻め寄せて来たら、ひとたまりもなかったでしょう。しかし、攻撃はなかった。恐らくは、相手も疲れ果てているか、天子様と公方様とを敵に回すことに恐れをなしたのでは?」
「ん? 敵陣には負けるはずもない戦で、臆病風を吹かせた腰抜けがおると申すのか」
「少なくとも、攻め込んでくる気はなかったのです」
 神をも恐れぬ非礼な輩・畠山義就には、天皇や将軍に対する遠慮などないと思われる。だとすれば、他の何者かが義就を押しとどめたということになる。
「仲間割れか……」
「そこまでは言い切れませんが、足並みが揃わなかったのは事実でしょう。勝ち負けは紙一重。時に、どうでもいいような『綻び』から、風向きがまるで変わってしまいます。賊軍は大内の上洛などで気を良くし、数に任せてひたすらに攻め寄せていましたが、ここで歩みを止めたことで、せっかくの『勢い』もしぼんでしまったはず」
 政長は遥か相国寺の七重の塔を見上げた。ほかの建物はすっかり焼け落ちたのに、なぜかこの塔だけが残っている。敵が夜通し炊き続けている篝火の灯りで、周囲はまるで昼間のように明るかった。今や、荒れ野となった境内に、ぽつんと建っている塔の周辺は不気味な静寂に包まれていた。敵は疲れ果てて怠惰な眠りを貪っているものと思われる。
 報告によれば、敵軍は表門の入り口に六角高頼、その背後に一色義直と畠山義就、最後尾の仏殿跡地に大内政弘という布陣となっているようだった。この配列も、政長、いや長誠にとって幸いだった。
「これだけの人数で奇襲をかけても、効果が続くのはせいぜい一刻ほど。敵が態勢を立て直す前に出来る限り動揺を誘うことができれば我らの勝ちです。くれぐれも、義就や大内を深追いしてはなりませぬ。良いですね?」
「ううむ。しかし、やはりあやつらを叩かねば……」
 政長はそう言いかけて口を噤んだ。
「生きて帰ることが出来れば、この先何度でも、あやつらを叩く機会はある。そうだな?」
「御意」

 御所の周りにいた人々は、僅か三千の政長軍が数万の敵相手に何が出来るのだろう、と気の毒に思った。しかし、先刻まで溜息ばかりで沈んでいた政長が、今は何やら堂々として見えたのは気のせいであろうか。

 東条近江守は敵軍の正面に陣取り、楯を並べて戦闘の準備に入った。六角軍の雑兵たちは、数えるばかりの兵力で、なんとも大胆な事だと嘲笑った。兵の半ばは居眠りをしているという体たらくであったが、さすがに敵が現れたというので、寝ていた者は目を覚まし、こちらも同じく楯を並べる。
「良いか、皆の者、御館様の命とあれば、ここはどうでも抜かねばならぬ。兵力の差など関係ない。我らが意地を見せつけてやるのだ」
 東条は細川勝元に仕える家臣であるが、彼の下にはまたその配下たちがついており、同じく主の命には絶対服従であった。たった千人で正面突破を成し遂げようとする主の姿を、「感動的」で忠義だと思う者はいても、身の程知らずの馬鹿者と思う者など一人もいない。
 六角勢のほうはこの馬鹿者の自殺行為を見ながら、敵も完全に「終わった」と思った。ないに事欠いて、こんな小人数で配下を斬り込ませるとは。恐らく、御所ではすでに兵員が尽きたのであろう。大勢の味方に「守られ」平穏を享受していると誤解する六角勢は、主の無謀な突撃に殉じようと固まって向かって来る敵軍を、面白そうに見物していた。
 彼らは三万の軍勢が皆、結束の固い神の兵だと信じて疑わなかったから、こればかりの敵、恐るるに足らずと高をくくっていたのだ。だが、人数だけを見ればそうだが、味方は「寄せ集め」であり、これら決死の敵軍のような結束力は、てんでないのだという大切なことを、彼らはすっかり忘れていた。
 六角勢が東条勢と斬り合いにまで及んだその時、手薄になった左翼から一斉に雪崩れ込んできた一軍があった。丸に二つ引の旗印……といっても畠山義就、斯波義廉はじめ、敵味方共々、同じ家紋の使用者が多々あったため、これだけでは判別できない。
「そのほうらが大きな顔をしておれるのもここまでだ。思い知れ」  畠山政長は大音声でそう呼ばわると、神保長誠と打ち揃って捨て身の突撃を仕掛けてきた。一瞬何事が起こったか分からず、呆然となっている敵軍の中に横槍を入れ、主従二人は思う存分に敵を蹴散らし、混乱する敵陣をさらに掻き回した。
「ああ、あっちからも敵が……」
「なんだこいつら、化け物か? とんでもない強さだ……」
「早く御館様に知らせろ。畠山様はどこだ? 我らだけでは持ちこたえられない」
「お助けを……今は逃げるのがやっとだ。命あっての物種」
 動揺した兵たちがまともに戦おうともせず、ただただ逃げまどうのを見て、六角高頼は焦った。
「これ、何をしておる!! 落ち着かぬか……」
「奇襲です……自軍は皆、泡を食って逃げ出しました。御館様も早く……」
いいながら、側近は主を放り出し、あたふたと逃げていく。
「むむ。何と言う事だ」

 東条勢はこのどさくさに紛れて、六角方の将を討ち取ると、その首を槍に突き刺して振りかざし、勝利の雄たけびを上げた。六角勢は主の高頼も含めてますます動揺し、見る間に総崩れとなってしまった。
 まともに見張りもせずに、居眠りをしていたせいである、などとはとても言えない。彼らは口々に「強敵が思いがけぬところから、見事なまでの奇襲をしかけてきた」とわめきながら、助けを求め、背後の一色軍の陣に逃げ込んだ。
「ん? なんだ? 敵襲か……?」
いい加減であったのは、一色のほうも六角と大差ない。だが、「攻め込んできた」のは、よく見ると敵軍ではなく、六角勢の兵士たちである。
「よく見ろ、味方だ。同士討ちをして何とする!」
 一色義直も味方の動揺を鎮めようとしたが、どうにもならなかった。
 敵味方は入り乱れて区別がつかなくなり、味方を思いやれば存分に斬り合うことができず、逆に容赦なく切り捨てたらそれが味方であったという有様。人数が多いだけに、一旦乱れ始めると、即大混乱に陥ってしまったのであった。

 正門の石橋に陣取っていた畠山義就は、俄かに起こった鬨の声に寄せ手が何者か確認すると、他ならぬ従弟の政長と知れた。
「ここで会ったが百年目。俺が欲しいのは奴の首一つだ」
 見たところ、味方が劣勢であるようだ。義就はますます血がたぎるのを感じた。弱り目に祟り目の息も絶え絶えの相手より、勢いづいた敵を打ち砕くほうがやりがいがあるというもの。
ところが、六角勢から始まった敗走の波は、容赦なく彼の配下をも巻き込んでいく。
「おい、落ち着け。なぜ逃げるんだ?」
 義就の配下は六角や一色とは比較にならない。これまで数多の合戦で主と修羅場を共にしてきた精鋭である。だが、やはり、万を超える兵力が崩壊する浪には抗えなかった。目の前にいる味方を斬り捨てて活路を見出す以外に、前進するすべはない。さすがの彼でも、まさか、そこまでやるわけにはいかなかった。

 相国寺は逃げまどう味方の兵士でごった返し、たいへんなことになった。
「なにをしている? 騒ぐな。陣を払って撤退しろ」
 最後尾にあった大内軍も、味方が起こした混乱の渦に巻き込まれてしまった。
 政弘に一喝され、我に返った陶弘房や弘中、杉といった連中が雪崩れ込んでくる味方を押しのけながら、苦労して配下の兵卒を誘導する。
「ん? どうして? 何で逃げているんだ?」
 大人たちより小さな鶴は、容易に人の波に飲み込まれる恐れがあった。虎三はその手を掴んで、大急ぎで人の波から外へと連れ出す。彼らはそのまま、取る物も取らずひたすら本陣に向けて退却した。

 畠山政長は六角・一色両軍勢から、合計六百の首を取り、意気揚々と引き上げていった。だが、その死者の中には、人の波にもまれ押し潰された者、同士討ちとなって果てた者も多数含まれていたのである。
 以上が、『応仁記』に書かれた「謎の」逸話である。この英雄譚が事実であったなら、いわゆる一次史料を研究なさっている先生方のご本で触れられていないのはおかしい。
「奇襲」というのはたまたま成功したからこそ、後の世に語り継がれて大騒ぎとなるのであって、戦術的には「愚策」であるらしい。たいていが、十倍の数の敵を打ち破った、などというとんでもない合戦ばかりだ。普通に考えたら、まず成功するはずがない。
 唯一ここに何らかの成功の可能性を求めるとしたら、味方の士気が高く、死をも恐れぬ覚悟をもって作戦地点に集結していた、相手がそうとうな間抜けで半分寝ていたか、(奇襲など)完全に「あり得ない」ことだと思っていた、さらに、相手の数が多すぎたことがあだとなった等々。これらの要素がすべてそろっており、神仏のご加護も得られたならば、歴史に名を残すことができるかも。少なくとも政長のエピソードは作り話か、あるいは、だれも関心を抱いてくれなかったか、そのどちらかだろう。少なくとも、この小さな成功が、大乱の趨勢を決めるには至らなかった。
 これだけの大騒ぎがあったとしたら、当時の寺社日記などの類いにもセンセーショナルに書き連ねられているはず。それらに記述がないのであれば、恐らくは、創作だろう。さらに、あまり上手くない創作だ。
『応仁記』だけ見ると、畠山政長は武の人、というイメージが湧く。後世の評価は畠山義就を名将とするが、その従弟についてのそれらしい言及はあまりないように思う。確かに、あまり萌える要素は見当たらないが、忠義の家臣・神保長誠共々、心の片隅にそっと置いておいてほしい人である。

 損害が出る前に逃れたので、「敗走」ではなく「撤退」である。しかし、政弘の怒りはそんなつまらない言葉遊びで気を落ち着けることができるレベルではなかった。
 畠山義就の進言に従って、将軍御所に攻め込んでいたら恐らく、戦はとうに終結していたはず。それなのに、その絶好の機会を逃したばかりか、この体たらくは何なのだ?
(少なくとも、私のせいではない……)
 今日初めて気づいたことではなかったが、正直なところ「西軍」は烏合の衆であった。皆、一応は共通の目標で繋がってはいる。だが、その繋がりは決して強固なものではないし、目的すら曖昧な者もいた。更に、この烏合の衆をまとめている人物にも大いに問題がある。このままでは、勝てる戦にも勝つことはできない。必要なのは一人の優秀で勇敢な指導者だけだ。誰もが納得し、共に命を預けることができる人物でなくてはならない。どうやらそれは宗全ではなかった。彼には、すべての諸将をまとめる力はなかったし、彼自身が百戦錬磨の強者であろうとも、皆を背負って立つ器ではない。
 東軍も事情は同じであろう。だが、細川勝元は政治家なだけに、人心掌握術には長けている。将軍と天皇という絶対権力を味方に引き入れ、この肝心な時に、自らも将軍の側近としての地位を掴んで離さない。宗全はたかが、侍所頭人。確かに、その大胆豪快な性格は魅力ではあったが、それだけで戦には勝てない。必要なのは戦術ではなく、戦略である。その意味では、こんかい相国寺を奪われたことじたいは大きな問題ではない。個々の戦の勝ち負けは、長い目で見れば大した重要性を持たないのだ。たとえ、連戦連勝しても、己が戦っている意義を理解し、その目的を達成しなければ意味はない。最後に勝利して終れば、それまでの敗北はすべて相殺される。目的を達成できずに終了すれば、そこまでの過程で、どれほど勝利を重ねていても、それらは何の意味も持たないのだ。大切なのは、将来まで見据えた目的、ビジョンである。一同はそれに向かって協力し合っていくチームでなければならないのだ。彼らの目標は何か。少なくとも、畠山、斯波は家督を手に入れる事が目的であろうし、政弘は細川勝元を倒し父の仇を討つこと……いや、瀬戸内の利権を手に入れる事だ。一色や六角もそれぞれ、自国の中に問題を抱え、東軍に入っている身内や隣国と争っている。全員で大きな勝利を手に入れることで、すべての願いが叶うのだ。
 このままではこの戦、永遠に終わらない。さて、どうすべきか? 政弘は秀麗な顔をしかめ、暫し思い悩んだ。このところ、常にしかめっ面で、大好きな歌を詠む余裕すらない。ほかならぬ彼自身が、やる気を失いかけていた。「こんなはずではなかった」という思いが渦巻いている。何のために万の大軍を率いて山名方に加勢したのか? それは父の仇を討つためであったはずだし、見事本懐を遂げて細川勝元を除けたならば、今後、瀬戸内の制海権はそっくりこの手に握られることになる。ちょうどいい塩梅に、祖父である宗全の下に多くの大名が集まっていた。この絶好の機会を利用しない手はない。「勝算」は確かにあった。さもなくば、わざわざ大軍を率いて上洛などしない。だが、事態は彼が想像したようには進まなかった。このまま両軍のにらみ合いが続いていけば、良いことは何一つない。だからと言って、ここで戦線を離脱すれば、西軍は総崩れとなるだろう。そんなことになれば、一旦一味に加わっていた政弘も処罰を免れぬであろうし、そうやすやすと、細川に天下をくれてやる気はない。ゆえに、何としてでも勝たねばならない。しかし、今のままでは、勝てぬであろう。何かが足りないのだ。勝てるものならとっくに勝っている。

 鶴は本陣脇の大樹の上から、思い悩む政弘の姿を見下ろしていた。
(いい男は悩む姿もサマになるのだなぁ……しかし、歌を詠むためにこん<なに悩んでいたら、眉間に皺が寄るんじゃないかな?)[br num="1"]  母の仁保氏が、悪戯で言う事を聞かない鶴に音を上げて、常に眉間に皺を寄せている姿が思い浮かんだ。
――母が老いさらばえたら、それはあなたのせいですよ。こうやって、毎日毎日、困らせるゆえ、私は額に皺が寄ってしまったではないですか。 鏡を見ながら怒っていた母。
(ははうえ……)
 鶴は唐突に、母が恋しくなった。御館様の船に忍び込んだのも、そんな「悪戯」の度が過ぎたせいだったが、こんなに長いこと家に帰れなくなるとは思ってもみなかったのだ。
 そもそも、京というのが二月もかかるほど遠くにあることすら、鶴には分からなかった。どうやら、戦というのは、大量に人が死に、辺り一面焼け野原になる以外、何もない。そもそも、御館様は何のために戦っているのだろうか? 父・弘房は先代のお父上の仇討だと言っていたが、その仇である細川なにがしはいっこうに姿を見せない。出てくるのはその「手下」ばかりだ。そして、御館様はその手下風情を相手に、畠山だか山名だか知らない仲間と寄ってたかって攻め込んでも、未だに勝ちをおさめられないでいる。おそらく、あれらの手下全員を倒したら、いよいよ仇である親玉が出てくるのだろう。それはいったい、いつのことになるのやら。
――母恋し船岡山で見る月も故郷のそれと同じ月なり
 歌なんか、簡単に詠めるではないか。偉そうに、「上手く」詠もうとするから思い悩むのだ。戦も同じ。さっさと片付けて周防に帰りたい……。鶴はちょっと恨めしそうに、政弘を見遣ったのだった。

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