伊東愛イメージ画像

日程表

羽田→山口宇部空港
宇部→長府(乗り換え)→厚狭(乗り換え)→長門湯本
長門湯本→厚狭→下関
下関一泊

 記念すべき山口県への旅・第一日目は、長府と長門湯本・大寧寺に行きました。宿泊地は下関市です。ですので、本来ならば当然、下関観光がメインとなるはずですが、今回は、萩・津和野を諦めておりますので、大内家にゆかりある長門湯本の大寧寺に向かうことが、この日のメインとなりました。
 また、時間的にたいへん残念なことになりましたが、電車の乗り換え待ちの間に、駆け足で長府も観光しております。時間があれば、また訪れたい素敵な町でした。

 飛行機に乗っての旅行って言うと、沖縄か北海道、ってイメージだったんですけど、違うんですね。最近は、航空チケットも昔と比べてかなりお安くなっておりますし、航空券とホテル代コミコミで旅行会社さんにお願いすれば、そこそこの金額で収まります。電車で数時間かけて……という恐ろしいことにならず、着いたその日から観光を始められる。とってもお得なプランとなっております。
 とは申せ、それなりの金額ですので、十分に満喫しないといけませんね。暫し、ブラックな現実を忘れて愉しみましょう。旅行中は人格が変わる私たちです~。
 唯一問題があるとすれば……飛行機が7時発だったりすると、自宅を出るのは5時であったりなど……。まあ、これでも成田空港へ行くことを考えればマシです。タクシーの早朝料金で、真夜中にお出迎え、の世界でしたものね。学生時代を思い出しました……。

山口宇部空港

 道中何事もなく、定刻通りに無事到着。いや~想像に反して、のどかなイメージで好感が持てる空港でした(自分勝手に、総理大臣様が使っておられたくらいなので、目茶苦茶ゴージャスエアポート~と思っていました)。
 というわけで、このまま空港リムジンバスで長府に向かいます。途中のバス停が、下りもしない乗りもしない停留所でして、なんとなく心細かったです……。
 後で分かるのですが、やはりバスをお使いになる方があまりおられず、本数が極めて少ないのですよね。しかし、これは何も山口県の観光地が悪いのではなくして、私の地元でも、いつの間にか、1日1本となっていた路線が普通にございました。
 さて、しかし、これで、旅行ガイドブックに載っている「バス停から2分」のような観光スポットへ、バスを使って行くことが極めて困難であろうことに、到着早々気付いてしまったのでした。

長府観光

 長府で下車して数十分だけ観光をし、大慌てで電車に乗らなければなりません。もっと時間があればとは思いますけど、長門湯本までの電車があまりにも少ないのです。
 途中「厚狭」で乗り換え(おおお、歴史SLGで城を建てることができた地名です~何気に宇部よりも実入りが多い土地でした)、さらに長門湯本へ向かいます。
 長府での観光予定スポットは功山寺と忌宮の二カ所です。運が良ければ、他の所にも立ち寄りたいですが。いずれも「城下町長府」バス停から徒歩圏内。歩いて行けそうではありますが……。ただ、地図を見ると何気に、バス停を中心として、上下反対方向。また、私たちは途中のバス停があまりにも人がいない感だったため(対向車線で別のバスにすれ違うこと一回も無し)、当初の計画通り「長府」バス停で下りることを選択。ルート的には、「城下町長府」→「長府」なのですが、電車に乗るのは「長府」ですから、長府駅前でタクシーを拾い、二カ所連れて行ってもらって駅まで戻るのがベストと思いました。
 幸い、長府は観光地ですから、駅前にはタクシーがずらーーっと。そして、とっても親切で優しい運転手さんでした。  半日あれば、長府はたっぷり見れるとのお話でしたが、こんなところから長門湯本に向かおうとしている私たちの強引さ……。どう見ても、この日程表に組み込むのは奇怪です。

 かなり記憶が薄れてはいるのですが、Googleフォトを見るに功山寺→忌宮の順で回ったようです。確か、車窓からの観光として、「乃木神社」も見せていただいた気がします。ここは、下りて写真を撮る時間くらいあったかと思われるのですが、功山寺で私たちがとんでもなく手間取ったために、行けなくなりました……。

功山寺

 ここで私たちは何をしていたか? 大内義長さんの墓というものを探していたのです。これ、とっても、わかりにくい……。  矢印がついているのですが、途中で途切れていました。途切れているのか、最後の矢印のところがそのままズバリなのか、さっぱり分らない。例えば、ほかのところのように、「○○の墓」立て看板があれば良かったのですが、なくなってしまったのか、私たちが見付けられなかったのか、最後まで不明でした。

 ちょうど墓参りに訪れておられた地元の方々で墓所付近は混み合っており、仕方なく道がついていない所から上にのぼった私たちは何度も転びました。一人転ぶと、巻き込まれて全員が倒れる感じです……。それでも、地元の方々にご迷惑はかけられないと頑張ったのですが(それに何か恥ずかしいし……)、最後は恥も外聞も捨てて、サヨリヒメさんが「大内義長さんの墓ってどれでしょうか?」と大声で聞いて回る始末。
 が、地元の方もご存じではないのでした……。ここにあることは知っている、それも、かなり上のほうだと思う。ただし、自分たちはそれを見たことはないので、どれがそうなのかは分らない、とのお答え。要するに、看板がでーーんと立ってはいないらしい(立っていたら皆さんご存じのはずです)。
 最後は時間切れとなり、「多分これなのでは?」と思われる物を撮影。タクシーの運転手さんにご覧いただいたのですが「うーーん。違うのでは?」と。
 スタート地点から思いっきり滑った私たちは、前途多難であることを感じました……。
 ホテルに着いてから確認したところ、有難いことに、寺院様HPにお写真がきちんと載っておりました。
 ビンゴでしたヽ(゚ー゚*ヽ)(ノ*゚ー゚)ノ

忌宮

 詳細はリンク先にございます。

長門湯本へ

厚狭駅

 新幹線も停まるんですが、乗り換える列車は目茶苦茶ローカルでした。ほぼ、一時間に一本…。曜日や時間帯によっては来ない場合もありました。
 列車が出ると時刻表に載っていたホームに、長いこと二両編成の列車が止まっておりました。が、ドアが閉まっていました。  駅員さんにお尋ねしたところ、ドアは自分で開ける仕様でした。
 道中、車窓からの風景がとてものどかでした。ほぼほぼ中国山地の山並みです。山道を一生懸命進んでいる列車という雰囲気がバンバン伝わって参ります。ここら、ちょっと土讃線が四国山脈を抜けるときと似ているのですが、外の風景はまったく違います。何というか、中国は優しく穏やかな山地ですね。
 沿線の風景は、とても美しく、なんだか心洗われる気分になりました。本数も少ない列車ですので、乗客も少ない。長門湯本同様、無人駅も多いのでしょう。しかし、こんなのどかな車内でも、やはり若者は大都会とまったく同じく、スマホの画面とにらめっこです。
 こんなに綺麗な風景を、どうして見ないのかな? と思いますけれど、通学列車で毎日見ているのですから、当然ですよね。やたら感動している謎の観光客たちなど、彼らの目にはまったく見えておりません。

長門湯本駅

 そして……無事、駅に到着いたしました。のどかな無人駅でございました。
 とってもお洒落な看板がお出迎えしてくださいました。

大寧寺

管理人管理人

いよいよですね。こちらは私がご案内

 さて……長府で、まったり楽ちんタクシーの旅を楽しんだ私たちは、大寧寺が長門湯本からバスで2分、バス停からすぐ、との記述を見て、バスを待っているのも面倒だし、やはりタクシーだよな、と思っていました。
 もともと、エコノミーな貧乏人一行ですので、タクシーなんて使わない主義。ですが、どうも旅行などに出かけると、気が大きくなるのですよね。
 2分で着くならたいした距離ではないですし、割り勘にすれば財布にも優しかろう、なんてことを考えていました。タクシーで行って戻って来れば、それこそ、とてつもなく重い旅行荷物も苦にならないですし、予定より一本早い列車で戻れば、下関で少し遊べるではないですか。
 なーんてことを考えていたのですが、見事に裏切られましたね。タクシーどころか、人っ子一人いない。よく考えてみたら、無人駅なのですから、当然ですよね。
 どうすれば……? 歩くしかないわけですが、問題はこの大きな旅行荷物。当然、この駅にはコインロッカーもないわな。
 それに……「車で2分」って歩いたら何分くらい? そんなことも分らん……。民家はあるのですが、歩いている方、走っている車はまったくない。地図を頼りに行くよりほかはない状態です。そして、私たちはそろいもそろって地図が読めない人間なのです……。
 地図を片手に知らない土地へ向かう時、女性は男性に比べて迷いやすい、というか、地図を読み取る能力がやや劣る(?)みたいな話を何度か聞いたことがあります。しかし、私たちの場合、やや劣るどころでは……。
 どこをどう見ても、真っ直ぐな一本道なのですが、もう自分たちの目が信じられないため、愛さんがスマホのナビを起動。Googleさん、ありがとう……あなた様のMapアプリがなければ、私たちは目的地に辿り着けなかったでしょう。
 いや、どなたにうかがっても、あそこは迷わないでしょう、ってお話しなんですが、分らないよ。帰りは全員スマホの電源が落ちてしまっており、もはや手探りで元来た道を戻ったのですが、何度も我が目を疑ったもの。駅が見えたときの安堵感と言ったら……それこそぶっ倒れそうでした……
 こちらのお寺なんですが……すごいですね、ここ。いや、本当に、すごい。何がすごいって? いや、何もかもすごいです……。
 てか、普通に現役の寺として経営されているのですよ(当たり前か……)。私たちが今回訪れたかった寺院の中には廃寺となって「跡」しか残っていない所も多々あり。名前が変わったり、場所移ったり、あれやこれや。しかし、ここは、規模も大きいし、建物もきちんと整備されていて、すごいんですよ。
 あ、そう言えば、ホームページもありましてですね、そこの地図を印刷したのを持っていました。先の大内義長さんの墓みたいなことになったら嫌ですが、ここは地図を見ながら丁寧に探せると思った訳です。
 が、そんな必要はまるでなかった。墓すらも分かり易い。
 至る所に立て看板や石碑。これで迷う人がいたら……いや、私ですら大丈夫なのですから、そんな人いるはずがない。

 マニア的には大満足な場所でありました。ただし、大寧寺と聞いて、何らかのインスピレーションが湧くマニア以外の、普通の方が、わざわざ飛行機に乗ってまで来るところか、と問われれば、そこまでは……。あくまでも、普通のお寺です(普通の、って何?)。
 さて、とにかく見る物が多い。正直、龍蔵寺や瑠璃光寺を除けば、ここが今回のトップだったと言っても過言ではないです。だって、ほとんどのお寺、「跡」しかないんだもの(しつこい)。ただし、お守りのようなものの販売はなかったです。これは、見落としもあるかもしれないですが。
 いやいや、しかし、私たちはここでとんでもないアクシデントに見舞われ、正直、今回の旅行はここで終いかと思いました……。
 まずは先頭を行く愛さんが石段を踏み外して落下。続く私も足がくきってなった……。さすが、サヨリヒメさんは、しっかり踏みとどまっていました。そこで支えてもらえなかったら、どこまで落ちていたか正直分からないです。愛さんが手にしていたスマホはぶっ壊れてしまいました。私のも端っこが破損しました。ちょうど、メインのが、電池切れでしまわれていたお陰で、壊れたのはサブのほう。サブはカメラ機能もイマイチですし、欠けていても旅行期間中は無事にもってくれていたので、何とか助かりました。現在、愛さんともども、保険会社と所持品破損案件として交渉中です。
 いや、まあ、しかし、歩きスマホは本当に危険です。足元を見ずにカメラだけ見て、両手が疎かになっていたので、まんま歩きスマホでした。まあ、普段なら、Mapアプリすら殆ど起動しませんし、絶対に歩きスマホ状態になることなんてないのですが。かなり、興奮していたんだと思います。
 結局、ここで足を挫いたせいで、下関の夜景は撮れなくなってしまったことを考えると、被害は甚大でした。まあ、転ぶ前に、殆どの写真を撮り終えていたことが救い。