

古事記? 乞食ではないわな? なぜにそんなものがこの庭園とかかわりが?

僕の敬愛する佐藤先生推薦の通史を読み始めたよ。それまでは、文庫本の通史を大量に読んだけど……。やはり、基本的な流れが分かっていない状態で文字だけ追っていても、時間の無駄にしかならない。だから、通史は薄っぺらの本でいいから一冊に絞ろうと思った。それから、分冊に戻ったら知識が繋がるかも?
庭園の人は大内家命と思っているけど、彼らとて歴史の流れの中の一氏族に過ぎない。他の人たちもひっくるめて、時代の流れが分からないと。逆に、それが分かったら、彼らの立ち位置もすっきりするんじゃないかな。僕は部外者なので、特にそう感じるのかな?
佐藤先生は、そのご本がボロボロになるまで読んだらしいけど、電子書籍だと本がボロくならないから読んだ気がしないね……。メモ取り不要でコピペできるところも、一見便利にみえるんだけど、実は頭に入らない。だけど、電子書籍読みつつ紙にメモしているというのも……。
最初は紙の本で買って後から持ち運び用に電子書籍リーダーに入れる、というのがベストだね。とはいえ、最近は紙媒体で絶版になったものが電子書籍なら手に入ることがある、ってケースもあってさ。たぶん、この本も紙だと古本になってしまうんじゃないかなぁ……。
この本→『安藤 達朗. いっきに学び直す日本史【合本版】東洋経済新報社.Kindle 版』
これで、厳島の戦いまで勉強したら戻って来るよ。それ以降は、僕たちには関係ないから。
あ、こんなふうに言うと、作者の先生に怒られそうだね……。
でも、時間は有限。ゆえに、そこまでで十分だよ。
そもそも、ここの住人でこの年まで「生きていた」人ってわずかだよね。
死んだ後のことなんて、どうでもいいじゃん?
かくして於児丸は電子書籍リーダーとともに、あばら屋に戻って行った……。