

金輪神社は、山口県下松市に鎮座しています。
星降る町、くだまつの由来となったのは、北辰降臨伝説です。鷲頭庄青柳浦の松の木に、星が降って来て貴人の来訪を告げた……というもので、その星が降って来た松の木がこの場所にございます。
「鼎の松」と呼ばれるもので、当時は、鼎のように、三本の松がはえていたといいます。隕石のような事例もあるので、星が落ちてきたことはあながちただの伝説とは言い切れません。しかし、古代・中世の人々にとっては、それは貴人の来訪を告げる神さまのご降臨でなければなりません。そもそも隕石などという概念はなかったのですから。そのような伝説に彩られた松の木が、形ある状態でかつてここに存在していたのです。
残念ながら、元々の由来の松は枯れてしまい、現在のものは「五代目」だといいます。(参照:いくっちゃ! くだまつ観光ガイド)。
ご降臨の松をお祀りして、神社ができました。それが現在の「金輪神社」です。残念ながら、山口県神社庁様のご本や HP にはこの神社についての記述がなく、これ以上の詳細を調べることはできませんでした。
この神社では一月にどんど焼き、六月に星祭りのイベントが行われているそうです。イベントの内容は、子ども神輿と福引きとなります(同上)。星祭りというネーミングが素敵すぎますね。
なお、神社を含め、この付近一帯は「金輪公園」として整備されており、地元の方々の憩いの広場となっています。
基本情報
所在地 〒744-0012 下松市北斗町
問い合わせ先 0833-45-1841(※下松市観光協会)
最寄り駅 下松駅
※史跡解説ページはございません。
アクセス
下松駅から徒歩圏です。北口から徒歩3分なので、出口を間違えないようにお気を付けください。

何で松の木は枯れてしまったのかな?

木にも寿命があるんだよ。松食い虫の被害だと聞いたよ。本当に残念だね……。