広島県 廿日市

桂公園(広島県廿日市市)

ツアーガイドのイラスト
ミル

廿日市市にある桂公園は、元桜尾城跡となります。

広島県廿日市市にある桂公園は、戦国時代の頃まで、「桜尾城」というお城があったところです。現在は跡形もなく、ただの公園です。桜尾城は人々の心の中、歴史書の中に残っている存在となりました。

桜尾城は元厳島神主家のお城でした。昔は神主さんもお城をもっていて、武装する時代だったんですね。

現在は、単なるやや小高い丘といった感じですが、昔この付近は海で、海上要塞的なお城だったそうです。厳島神主家、安芸武田家、大内家、毛利家など多くの人々の歴史と関わりがありました。

厳島合戦の後、このお城は毛利家のものとなり、桂元澄という家来の人が城主を務めました。そのご子孫で、総理大臣にもなった桂太郎氏が、大正元年(1912)城跡を廿日市市(当時廿日市町)に寄贈したことから、同氏のお名前を冠した公園となりました。

 付近には有名な洞雲寺もあります。ぜひ一緒に観光してください。

※史跡説明文はございません。

基本情報

所在地 〒738-0005 広島県廿日市市桜尾本町11
最寄り駅 廿日市駅から徒歩圏内

アクセス

廿日市駅からタクシーを使いました。実際にはその必要はなく、普通に歩けます(急いでいたので)。正直、「城跡」的なものを期待していくと、見事に裏切られます。何一つなく、ただの公園です。むしろ、ほかの観光資源(別の城跡、古戦場など)からこの公園を見通す時に、なるほどそうか、となるケースが多いです。

参照文献:『広島県の歴史散歩』

-広島県, 廿日市
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