管領とは

この辺りから用語解説に入っていくので、このまま公開することは恥ずかしい以外なにものでもないよ。
まあ、見ている人もいないと思うからやっちゃうけどね。今の僕ならもう少しまともに書けるんだけど……。
時間がないから後でね。
ちなみに、2000文字とか、既定の文字数とか連発しているのは、投稿サイトでの基準なんだけど、SEO的にもベストな数値だったんだね。この記事は文字数以前の問題だけど……。

 

鶴の後を追ったが見失ってしまった澪は、仕方なく守護館へ戻ってきた。すると、堆く積まれた本の山の中で、兄の尚順が倒れていた。澪に助け起こされ、ようやく正気に戻った尚順。単に、読み切れず力尽きて眠っていたようだ……

当ったり前じゃん。何寝ぼけてんの?

そうとも、我らは勿体なくも足利一門の守護なのだ。大内のような外様とは比較にならないほど高貴な……はずだ。それも、半国や一国ではなく多国を治め、代々管領を務めてきた家柄……

あれ? 今の管領って誰? まさか、義豊じゃないよね? 兄上がだらしなくて早く父上の仇をとれないもんだから、あいつがでしゃばってるままじゃん。今の将軍はニセモノで、ニセモノに認められているのが義豊の野郎だ。ったく、とっとと追い出しなよ。うちと細川とで、かわるがわる管領やってたんじゃないの?

ニセモノに認められた者など、同じくまがい物よ。我らこそ正統な血筋……(いや、本当のところどうなのだ? ええと、確か……父上と争っていた義就が先代の息子で、父上は甥。ああ、しかし、義就の母親は身分の低い女子であったとか……ええと……)

尚順は例の『全将軍・管領列伝』をチラ見した。

いや、良くはない。お前ももう少し、まともに頭を使って物を考えることをせぬか。書物を読むのもいいぞ。多くのことを学べる。亡くなった父上は、義就のような武骨者とは違って、様々な文化にも造詣が深い、立派な教養人であられたのだぞ。お前ときたら、惣領家(義豊)の回し者ではないのか? 歌の一つも詠めぬなど……

(本見ながら言うことか……)

澪はカンニングペーパーならぬ、種本を尚順から奪い取った。

ん? 政長は、軍事能力も義就ほど高くない上に、政治的手腕にも秀でていなかった……。な、何これ!? 嘘書いてるよ!!

それはその……父上が明応の政変を防げなかったことで、評価が低くなっておるのだ……

すまぬ。こちらに当家の陶武護がご厄介になっておると聞き、連れ戻しに参ったのだが……

今度は誰? てか、すえ? すえなんたら、って誰?……

ああ、あるいは、「富田鶴次郎」と名乗っておるかも知れぬ……

え!? あんた、もしかして、「亀」?

これ、無礼なことを申すな。貴殿は、もしや、大内家の……?

ではあなたが、畠山尚順殿?

な、何!? 大内……おお、周防介の息子ではないか……紀伊国へはいつ?

てか、あんたも、なんでいつも越中の『片田舎』からここまで、一瞬で来れんのか謎

こ、これは……もしやして……将軍様では?

そうじゃ。将軍は余であって、京にいる小僧はニセモノ……して、大内の二万の軍勢はいつ上洛してくるのかの? 一日千秋の思いで待っておるというのに……周防からは何の連絡もない……そなたの父親は、余を見捨てるつもりなのか……

いえ、その……目下行方不明となった配下の探索中でして。先を急ぎますので、ご無礼致します。尚順殿、書物の読み過ぎはよくありませぬぞ。身体が鈍ってしまいます。私も鶴を見付けたら直ぐにも国許へ帰りますので、後の事はよしなに……では

おい、こら、待たぬか……そなただけが頼りなのだ……見ての通り、尚順はまるで役に立たない。なんとか余の復職を助けてくれぬか……おーーい

よく分かんないけど、私も一緒に鶴を探すから。兄上はそんな本なんか、大悪人と間抜けな将軍に送り返しちゃいなよ。それじゃ

おい、こら……皆、行ってしまった……仕方がない、一人で「作業」を続けるぞ。

さて、各々方は、そもそも「管領」というものがどういうものかお分かりであろうか? 昨夜は義材様が我らを悪し様に言っていたが、あれは一種のトラウマなるものであろう。まるで、細川家が名門であるかのごとく。他ならぬ、政元自身が持ってきたこちらの書物を見る限りでは、むしろ我らのほうが家格が上ではないか……。[br num="1"]

ええ、そもそも、管領というのは、将軍家の執事のようなもの。もともと鎌倉時代の足利家には「執事」という「職」の者もいたのである。最初に「管領」を名乗ったのは、三代義満様に仕えていた細川頼之である。義満様の元服前までは頼之は「執事」であった。この頃に、将軍様自らが親裁なさることと、執事が補佐してかわりに行うこととが区分されるようになり、幕政における「管領」の地位、権力、発言権も高まった。将軍様のご命令は、管領から守護へと伝達される。「将軍→管領→守護」という命令系統が確立したことをもって「管領制」が成立し、これが室町幕府の統治機構の基本となったわけだ。

あ……あの、申し訳ありません……何やらお話しが難しくて、ちっとも……その……「馬鹿にも」……分るようにはなっていないような……

ええと……いや、その……誰もいないと思ったゆえ……つい、そのまま書物を……あ、いやその、ちゃんと私の口から……。ところで、あなたは?

ええと……あの……わたくし、武護様を探してここまで……その、こちらにおられるとうかがい……あ、その、ええと……

また捜索隊か……どれだけ皆に心配をかけておるのだ? 陶殿は……)まあ、娘御に名を尋ねるなどというのもその……お一人では危険ゆえ、我が妹が戻ったらお供を……

けっこうですわ……わたくし、陶様以外の殿方とは、話したりしませんの……でも、あなた様のお話が、あまりにもわかりにくかったものですから。それでは……

ったく、どうせ俺は、鶴のような美男でも、大悪人のような博識でも、大内殿のような頼りがいのある大国の主でもねぇよ……と、たまには、陶殿のような品のない言葉遣いをしてみたかったのだが……それすらも様にならぬとは……って、ここで、2000文字オーバーじゃねぇか。
つーことで、何だっけ、「管領」とは、ってとこで終わってしまったな。うーーむ。こんなの、文字でやっちまえば、あっと言う間なのに、チャットなるものはなにゆえこのように面倒なのだ……明日にでも、細川家の化けの皮を剥いでやるからな

リニューアル前公開日: 2019年12月19日 21:21