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秋風清々

『秋風清々』

彼らは清々しい秋風のような人たちだった。

これは、尊敬する叔父、愛する友へのリスペクト。

大内家が最強だった時代の若き当主・義興様。
これは彼と生涯の友・陶武護、忠臣・陶興房らとが紡ぎ出した大内家が最も輝いていた頃の物語。
あるのはただの韓流時代劇的ブロマンス? いいえ、「完全なるノーマルです」。史実なんかどーでもいい、程度のインチキであることは認めますが……。

  • 2020-11-09
  • 2021-02-10

第一話:帰国

『秋風清々』第一話:応仁の乱が終り、帰国した大内政弘。京から連れ帰ったのは美しい継室と玉のような若子。出迎える家臣らの中心には陶弘護がいた。

  • 2020-09-21
  • 2021-02-10

第百二話:永久の別れ

明応四年秋。父・政弘が世を去った後、義興は名実ともに大内家の主となった。いみじくも、父の予言通り、陶、内藤という同族一門や外戚として力を持つはずの家が力を失った […]

  • 2020-09-21
  • 2021-02-10

第百一話:父の死

明応四年九月十八日。 大内政弘は病のため、帰らぬ人となった。応仁の乱において西軍の勇将として名を馳せた彼は、輝かしく青史にその名を残したが、一方で、私家集『拾塵 […]

  • 2020-09-21
  • 2021-02-10

第百話:遁世

「案内も請わずに失礼する」 そう言って、次の間から現れた武護の姿に、義興は勿論のこと、住職まで一瞬あっけにとられた。武護は向かい合って座る二人の脇で、床に手をつ […]

  • 2020-09-21
  • 2021-02-10

第九十九話:瑠璃光寺にて

瑠璃光寺の蓮池は、篠の言葉通り、蓮の花が満開であった。しかし、義興には花を愛でる心の余裕などなかった。父の政弘は病重く、もはや風前の灯と言ってよい。だが、それに […]

  • 2020-09-21
  • 2021-02-10

第九十八話:告白

「亀童を呼んでくれ」 病床の政弘が今小路に頼んだ。 「お前たちは、下がっていよ」 政弘は、今小路が止めるのもきかず、医者や傍仕えの者を全て外に追い出してしまった […]

  • 2020-09-21
  • 2021-02-10

第九十七話:夫婦とは

病の床についている政弘の元には、妻の今小路がつきっきりとなっていた。 他の側室たち、息子たち、重臣たちも、足繁く通って来て、めっきり弱った主の姿を見ては涙してい […]

  • 2020-09-21
  • 2021-02-10

第九十六話:真相

あの日、若山城で武護の「最後の話」を聞きに行った義興一行。彼らの側からも、武護に対してどうしても伝えなければならない重要な事があった。そして、周囲が心配していた […]

  • 2020-09-21
  • 2021-02-10

第九十五話:鎮魂

風薫る五月。 瑠璃光寺の本堂で、陶興房と住職が経を唱えていた。 ここは、陶弘房の菩提寺。つまり、興房の祖父を祀る寺である。 念仏がすんでから、興房が切り出した。 […]

  • 2020-09-21
  • 2021-02-10

第九十四話:西国便り

陶・内藤両家による謀反。それに対しての義興による陶武護、内藤弘和の討伐。更に隠居・政弘による内藤弘矩の成敗等々、明応四年は大内家にとって散々な年となった。 周防 […]