大内家先祖伝説についての考察まとめ

大内家の先祖が海外ルーツであることは東アジアを舞台に活躍していた大内家にとってたいへんに好都合とされるため、始祖・琳聖太子は、いずれの御時にか捏造された人物であるという学説のようなものが存在する。
いっぽうで、一部マニアの間で星降る伝説となって語り継がれているという事実も。

「捏造である、しかし、ルーツは海外であった可能性は否定することもできない」という現在定着している通説には説得力がある。
ところが、乗福寺に琳聖太子供養塔を見た瞬間に、なんとなく、人為的なものを感じてしまった……。

ただ、最近とある先生のご説を拝読し、分家の中でそれなり信憑性のある系図を残していた一族があって、それをたどると、果たして朝鮮出身であった、と。
ただし、それによると、百済ではなく、新羅(うろ覚えです)の系統であって、大内家の当主が大慌てで捏造したものとは微妙に違っていたと。

しかし、気になるのは、百済であれ、なんであれ、彼ら自身は、損得勘定無しに、海外にルーツを求めることをどうとらえていたのか、ということだ。

宮島で教わったのだが、日本人は全員天皇様を頂点として元々は一族であると。つまり、天皇様の一族も、大内から陶が出たのと同じように、どんどん枝分かれしてくる。なので、そこから、平家が出たし、源氏が出た。そうやって、また彼らの子孫が出た。大元たどれば、みんな一つだと。

ある意味すごい浪漫だと思う。私もあなたも、元をただせば皆、兄弟。そんな中で、君らだけが異国にルーツを求めた。それは、どこの王様の子孫かわからないが、異国から来た先祖だと知っていたからなのか? それとも、朝鮮と交易をするのに便利だったから適当に嘘をついたのか?

本人達に尋ねることができない以上、もう、これは永遠の謎。史料がでれば、事項の証明はできるかもしれないが、その人の心の中まではだれもわからない。それこそ「推測」だ。 そう考えると、なんでもありかな、と思う。

俺の先祖とイ・ジュンギやチョン・イルの先祖って兄弟なんだぜ? 羨ましいだろ? えへへ。

彼らの先祖、ワタシの先祖同じネ。あなたはワタシの子孫、つまり、あなた方は兄弟で~す

やり過ぎると嘘がバレるんだよ。そこらへん、上手いことやってよ、「ご先祖様」。

可愛くない子孫ですね。

うわ、マズい。逃げよう……

こちらにおいででしたか。今宵の月もまた麗しい。
あなた様が、多々良浜に流れ着いた時も、こんな夜でしたな。

左様です。あれからどれほど長い時が流れたことか……。

う、嘘だろ、おい……いくらなんでも、推古何たらから生きてるのか、こいつら……。このガイジンも俺らの言葉がペラペラになるわなぁ……(驚愕)。

我が友よ、惑わされるでない。
ここはまやかしの「庭」。
すべてはあやつの「妖術」がなせる業なのだ。

……。

※続く※